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ホークス上林誠知は「キングダム」に共感。アニメ鑑賞も野球に通じる

田尻耕太郎スポーツライター
オンライン取材に応じる上林外野手(球団提供)

 福岡ソフトバンクホークスの上林誠知外野手の「おうち時間」は意外にもアニメ鑑賞だという。

 21日に球団が設定したオンライン取材で明かしたところによると、「自宅ではアニメを見て時間をつぶしています。いろいろ見ていますけど、野球アニメなら『メジャー』の第二弾、あとは『キングダム』ですね」と照れ笑いを浮かべながら話した。

「キングダムはアニメの方が途中までしか出ていなくて、続きが気になっているんですけど、漫画を読んで先を知るのも嫌なので配信されるのを待っています」とこだわりも披露。また、「アニメでも意外と勉強になったりする」と言葉を継いだ。

「気持ちの部分でプラスになることが多いかなと思います。キングダムであれば、下僕の少年が大将軍になるというストーリーだと思うんですけど、とにかく誰にも負けないという負けず嫌いなところがどの戦(いくさ)においても見れますし、そして悔しい思いをしてまた進化をしていくというところが、僕自身も見習わないとなぁと思っています。自分に重ね合わせて見てますね」

大谷、小笠原の似たタイプ? 新たな発見も

 上林は2018年シーズンに143試合フル出場を果たして打率.270、22本塁打、62打点の好成績を残したが、昨シーズンは右手故障の影響もあり99試合出場で打率.194、11本塁打、31打点と低迷した。

 現在は自主トレ期間から取り組んできた自分の体の使い方について、さらに知識も吸収して理解度を深めているところだ。メジャーリーガーの大谷翔平やかつて日本ハムや巨人などで活躍した小笠原道大と「体の使い方が近い」と、バットをすぐ横に置いて動画を見ながら研究もしているという。

「頭で考えていることを早く実戦の場でやってみたい。試合でやらないと練習では発見できないこともあるので」

 捲土重来を期す若鷹は、いま目の前にある時間を無駄なく過ごしている。

キングダム・・・時は紀元前、春秋戦国時代。いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は500年もの動乱期。

戦国七雄の一つ「秦国」の身寄りのない少年・信と漂は、今は 奴隷のような身なれど、いつか武功をあげて天下一の将軍になることを夢見て修行に励む。そんな二人が偶然、秦国の大臣に出会ったことから運命の歯車が動き出す(集英社・週刊ヤングジャンプ公式サイトより抜粋)

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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