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熱男マッチも公認「マスオ~!」ソフトバンク増田珠が初絶叫決めた!

田尻耕太郎スポーツライター
ご満悦の表情で「増男(マスオ)~!」を決めた増田珠内野手

実戦復帰の古谷が155キロ

5月19日、ソフトバンクの三軍は四国アイランドリーグplusとの定期交流戦で愛媛マンダリンパイレーツと対戦した。

【5月19日 定期交流戦 タマスタ筑後 410人】

愛媛     003000001 4

ソフトバンク 00000142× 7

<バッテリー>

【MP】久保、片山、正田――ヘイドーン

【H】松本裕、渡邉雄、飯田、伊藤祐、古谷――張本

<本塁打>

【MP】ヘイドーン

<戦評>

ソフトバンクが逆転勝ち。三軍はこれで7連勝だ。

反撃ののろしは6回の6番・森山のタイムリー。そして7回2番・茶谷の同点2点適時打に続き、3番・増田が右中間へ勝ち越しタイムリー三塁打を放った。さらにこの回は4番・大本の犠飛。8回は相手ミスに付け込んで突き放した。

先発の松本裕はヘイドーンに3ランを浴びた以外は安定した投球で5回を投げきった。そしてリハビリ組で調整中だった渡邉雄、飯田、古谷の左腕トリオが実戦に上がった。飯田は1回3者三振の快投で格の違いを見せ、古谷はトラックマン計測で155キロをマークした。(了)

決勝打の増田珠、初の若鷹スピーチで「マスオー!」

3番で出場して4打数2安打1打点の活躍。
3番で出場して4打数2安打1打点の活躍。

 決勝打を放った増田珠内野手が初の若鷹スピーチ。

「今日は涼しい中、アツい応援ありがとうございました」という軽い“ジャブ”でスタンドのファンをほぐすと、トークの締めにとっとおきのパフォーマンスを披露した。

「イチ、ニ、サン、増男(マスオ)~!」

 入団当初から「自分のウリは元気。松田さんのようにムードメーカーになりたい」と憧れを公言。「熱男」ならぬ「マスオ~!」のパフォーマンス案も早々に披露して、”本家”の松田宣浩からも公認をしっかり頂戴していた。キャンプ前の必勝祈願参拝の時には移動のバスで松田の方から隣の席に招かれて、ガチガチに緊張しながら座った。

この日3番で出場。打率3割台をキープ

「やっと出来ました」とご満悦。スタンドからも「いいぞ、いいぞ増田」のコールが沸き起こったが、笹川三軍内野守備走塁コーチから「安売りするな。せめて公式戦(2軍)からやろ」と“喝”も入った。

 この日4打数2安打で、3軍戦(非公式戦)では34打数12安打で打率.353と好調をキープしている。アピールを続け、まずは2軍で公式戦デビューを果たしたいところだ。

<写真はいずれも筆者撮影>

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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