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開幕翌日抹消の明石、週明けに実戦復帰へ。ソフトバンク内野は大激戦に

田尻耕太郎スポーツライター
9日はタマスタ筑後での二軍全体練習に参加

川崎も二軍遠征に帯同

ソフトバンク内野陣の競争はさらに激しくなりそうだ。

明石健志が11日からのウエスタン・リーグ阪神3連戦(鳴尾浜)で実戦復帰する予定だ。

明石は開幕直前の3月29日の練習でぎっくり腰を発症。開幕一軍に名を連ねたものの、開幕戦当日の試合前練習でさらに悪化させ、首脳陣に自ら申し出た。

「自分が試合に出るとしたら終盤など緊迫した大事な場面になる。しっかりプレーできなければチームに迷惑になってしまうから」

その日は立ち座りの動作もつらいほどの痛みだったという。その後は球団ファーム施設のある筑後でリハビリに努めていた。

ムネ加入、明石復帰で内野大激戦に

4月8日から二軍全体練習に参加。今日9日もシート打撃やフリー打撃など通常メニューを無難に行い、「もう大丈夫です」と笑顔を浮かべた。

「11日の試合から出るつもりです。ムネ(川崎宗則)さんの後に試合途中からの出場になると思います」

川崎宗則も二軍で調整を続けており、鳴尾浜遠征にも帯同する予定だ。

一軍の内野はサード松田宣浩とショート今宮健太は不動。セカンドは本多雄一と川島慶三が併用して起用されている状態だ。明石と川崎がファームで控えるソフトバンク内野陣の競争は今後激化することが必至だ。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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