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【ホークス紅白戦・最終日】柳田悠岐が戻ってきた!CS出場へ前進

田尻耕太郎スポーツライター

3番DHで2打席

11日の練習休日を経て、12日はホークスのCSに向けた全体練習4日目。この日で紅白戦は最後。注目の柳田悠岐が初めて紅白戦に出場した。

紅 00000 0

白 00020 2(※特別ルール)

<バッテリー>

【紅】岩嵜、嘉弥真――細川、鶴岡

【白】スタンリッジ、坂田――高谷、拓也

<本塁打>

なし

<両軍スタメン>

【紅】8上林 4明石 D柳田 7内川 D李大浩 5松田 7中村晃 6今宮 2細川 2鶴岡 (3塚田)

【白】8福田 7川島 D長谷川 3吉村 9江川 4本多 6高田 2高谷 5金子圭 (2拓也)

「あいつはバケモン」

9月26日以来の3番~6番の打順
9月26日以来の3番~6番の打順

CS出場が心配されている柳田悠岐がCS前最後の紅白戦で初めて出場。紅組の「3番DH」で名を連ねた。

柳田は9月26日のマリーンズ戦(QVCマリン)で左膝内側に死球を受けて負傷交代。先日、患部は「骨挫傷」だったことが明らかになった。また、CSへの全体練習は、8日の初日、ウォーミングアップに参加せずにフリー打撃は行ったものの、その練習中に首を痛めた。予定されていた紅白戦出場をキャンセルし治療に努めてきた。

足の状態は万全でないが、首はある程度回復。12日はウォーミングアップから全体練習に参加。フリー打撃も行い特大の打球を飛ばし、見守ったチームトレーナーも「あいつはバケモン」と思わず呟いていた。

「ぐわっふ!」とフルスイング

注目の打席結果。第1打席はスタンリッジと対戦し、2球ファウルを打つなどフルカウントから三塁ゴロ。第2打席は育成左腕の坂田と対戦し、5球目の変化球に泳がされた。それでも打球は右中間の深いところまで飛んで行った(記録はライトフライ)。また、3球目のファウルは持ち前のフルスイングを披露し、「ぐわっふ!」という唸り声がひと気のないヤフオクドームに響いた。

明日以降の状態を見たうえで首脳陣は起用法を判断すると思われるが、CS出場には一歩前進したといえる。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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