ブックメーカーが3番人気に推すスペインを、優勝候補の本命に挙げたくなる理由。

 グループリーグの2回戦目の戦いが進行中のユーロ2016。何日か前に書いた原稿に、これだというチームがまだ見つからないと記しているが、3連覇を狙うスペインは少し別格のようだ。

 後半42分に挙げた決勝点で勝利した、その初戦(対チェコ)の戦いぶりを見る限りでは心許ない感じがしたが、第2戦のトルコ戦の内容はほぼ完璧。過去に見たスペイン代表の中でも、1、2を争う上等な試合だった。

 中でも光る存在に見えるのはモラタとノリートだ。ともに過去のW杯、ユーロには出場していなかった新顔が、布陣の中にピタリとはまっている点こそがスペインの強みになる。

 ユベントス所属のモラタは、フェルナンド・トーレス以降、待望久しい本格派のストライカー。一方のノリートはセルタ・デ・ビーゴ所属の29歳。チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグで活躍した経験がないため、今回のユーロ2016が事実上の「欧州」デビュー戦だ。

 ポジションは4-3-「3」の「3」の左。左ウイングと呼ぶには中盤的なセンスがあり、サイドハーフと呼ぶにはアタック能力が高い。

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たかがサッカーごときに、なぜ世界の人々は夢中になるのか。ある意味で余計なことに、一生懸命になれるのか。馬鹿になれるのか。たかがとされどのバランスを取りながら、スポーツとしてのサッカーの魅力に、忠実に迫っていくつもりです。世の中であまりいわれていないことを、出来るだけ原稿化していこうと思っています。刺激を求めたい方、現状に満足していない方にとりわけにお勧めです。

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スポーツライター、スタジアム評論家。静岡県出身。大学卒業後、取材活動をスタート。得意分野はサッカーで、FIFAW杯取材は、2018年ロシア大会で連続10回現地取材となる。五輪も夏冬併せ9度取材。モットーは「サッカーらしさ」の追求。著書に「ドーハ以後」(文藝春秋)、「4−2−3−1」「バルサ対マンU」(光文社)、「3−4−3」(集英社)、日本サッカー偏差値52(じっぴコンパクト新書)、「『負け』に向き合う勇気」(星海社新書)、「監督図鑑」(廣済堂出版)など。最新刊は、SOCCER GAME EVIDENCE 「36.4%のゴールはサイドから生まれる」(実業之日本社)

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