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新鋭ロペスと激突、そしてロマチェンコとのライト級統一戦へ? IBF世界ライト級王者リチャード・カミー

杉浦大介スポーツライター
Photo By Mikey Williams / Top Rank

IBF世界ライト級王者  

リチャード・カミー(ガーナ) 32歳

29勝(26KO)2敗

 右ボクサーファイター。2011年にプロデビューし、今年2月、イサ・チェニエフ(ロシア)に2回TKO勝ちで初の世界王座奪取。6月の初防衛戦ではレイムンド・ベルトラン(メキシコ)に痛烈な8回KO勝ちを飾った。12月14日にマディソン・スクウェア・ガーデンでトップ・プロスペクトの1人であるテオフィモ・ロペス(アメリカ)との防衛戦が交渉中と伝えられる。

 注・カミーにとって英語は母国語ではないが、インタヴューは通訳なしで行われた

ビッグファイトを目指すガーナの戦士

ーー無敗のロペスの挑戦を受けるタイトル戦が成立寸前と伝えられています。ただ、まだ正式に決まったわけではないんですよね?

RC : はい、まだ互いに条件に同意したわけではありません。交渉は続いています。100%と行われるとは言い切れませんが、そちらの方向に向かっているのは確かです。

ーーロペスは大きな注目を集めてきた選手ですが、前戦では中谷正義(井岡)に苦戦しました。ボクサーとしてのロペスにどんな印象を持っていますか?

RC : 実績のある選手にも何人か勝っていますし、良い選手だと思います。実際にリングの上で戦えば、僕と彼のどちらが優れているかはわかるでしょう。

ーー具体的なファイトプランはすでに頭にありますか?

RC : まだ具体的なことを考えているわけではありません。今はまだ自分のコンディションを整えている段階。対策を考えるのは正式に決まってからですね。

ーー開催地はマディソン・スクウェア・ガーデン(MSG)になりそうです。ニューヨークの大アリーナでのタイトル戦開催にはあなたにとっても重要な意味がありますか?

RC : はい、私にとっても特別なことです。MSGこそが米ボクシングのメッカですからね。とてもエキサイトしているし、本当に楽しみにしています。

ーー2月にIBFタイトルを取ったあと、WBA、WBO王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)との統一戦の話もすぐに出ていました。結局はケガで流れたのですが、ロマチェンコとの対戦は依然として視界に入っていますか?

RC : ロマチェンコともぜひとも戦いたいです。パウンド・フォー・パウンドでもトップと目される選手ですから、そんな彼と4団体統一戦ができたら最高ですね。ボクサーは常に最強の相手と戦いたいもの。私にとってロマチェンコがその相手です。

ーーロマチェンコの凄さはどこにあると思いますか?

RC : どんな状況でもゲームプラン通りの戦いができるところです。それは誰もが認めざるを得ないでしょう。

ーーガーナといえばやはりアズマー・ネルソンが有名ですが、ネルソンと会って話したことはありますか?

RC : 最近ではありませんが、会ったことはあります。言葉をかけてもらいました。

ーー現代ではアイザック・ドグボエとあなたがガーナを代表する選手となっていますね。

RC : はい、僕とアイザックは良い友人同士です。僕たちは母国とその人々を代表して戦っているつもりです。

ーーボクサーとしての最終目標は?

RC : 自分の能力を最大限に発揮し、可能な限り最高のボクサーになることです。

スポーツライター

東京都出身。高校球児からアマボクサーを経て、フリーランスのスポーツライターに転身。現在はニューヨーク在住で、MLB、NBA、ボクシングを中心に精力的に取材活動を行う。『日本経済新聞』『スポーツニッポン』『スポーツナビ』『スポルティーバ』『Number』『スポーツ・コミュニケーションズ』『スラッガー』『ダンクシュート』『ボクシングマガジン』等の多数の媒体に記事、コラムを寄稿している

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