【NBA】「バスケットボールとサイエンスは似ているんだ」 メッタ・ワールド・ピース インタヴュー

(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

メッタ・ワールド・ピース(現在はFA)

1979年11月13日生まれ、37歳

ニューヨーク州ニューヨーク出身 ポジションはSF

 1999年のドラフト1巡目16位でブルズより指名され、以降、NBAで長いキャリアを過ごしてきた大ベテラン。全盛期はリーグ最高級のディフェンダーとして知られ、2004年にはディフェンシブ・プレーヤー・オブ・ジ・イヤーに輝いた。2010年にはレイカーズでファイナル制覇を経験。ペイサーズ時代には大乱闘劇の主役になるなど、熱しやすい性格でも有名だが、その独特のキャラクターで屈指の存在感を勝ち得てきた。昨季はレイカーズで25試合(スタメンは2度)に出場し、平均2.3得点、0.8リバウンドを挙げている。

注・インタヴュー収録はニューヨークで2017年2月6日に行われたニックス対レイカーズ戦当日のシュートアラウンド時。当時、ワールド・ピースはレイカーズに所属していた。

新たなギャラクシーに辿り着くために

ーー37歳になった今まで現役を続けるモチベーションはどこから湧いてくるのでしょう?

MWP:僕はサイエンスに興味があり、それを探求するのが大好きなんだ。僕の中ではバスケットボールもサイエンスによく似ていて、そこには常に興味深い何かがある。それを知るには、努力とハードワークが必要だ。新しいギャラクシーに辿り着くには、ただ見ているだけではダメで、そのためのマシーンやテクノロジーが必要。バスケットボールに関しても同じことだ。

ーー(少し混乱して),,,, そうですか。休みの日にはサイエンスについて考えたり、考察したりするんですか? 

MWP:ああ、次は何が起こるんだろうと考えるのはとても楽しいよ。今の僕たちは銀河系の中にいるが、ここからどこに向かうかは分からない。

ーーNBAキャリアを振り返って、ここまでのハイライトを挙げるとすれば何になるでしょう? 

MWP:ハイライトはハードワークを続けて来られたことだ。それがキャリアでも最高のことだった。

ーー今のNBAを見渡して、自分に似ていると感じる選手は存在しますか? 

MWP:みんな違うな。今の選手たちは特別だし、僕は僕で独自の選手だったから、比較は難しい。今の選手たちのうちの何人かは見ていても楽しいし、彼らは楽しんでプレーしているように感じる。とにかく比較はしたくない。

引退後のプランは?

ーーあまり語られていませんが、2015年9月にレイカーズに戻ってくる前、2014年には中国、2015年にはイタリアでもプレーしました。それらの国々での経験で覚えていることは? 

MWP:イタリアは素晴らしかったな!覚えているのは料理だ。イタリア料理は見事だったよ。中国ではファンがとても情熱的だったことが印象深い。アメリカにも多くの中国人ファンがいるけど、彼らの母国でプレーできたのは最高だった。

ーー英語が第1言語ではない国々でコミュニケーションは難しくなかったですか? 

MWP:「ハイ!」「ヘイ!」「グッド・ラック!」と言い合ったものだ。それでも食事はできたからね。

ーー(笑)。あなたはボクシングの大ファンとしても知られています。個人的なフェイバリット・ファイターを挙げるとすれば? 

MWP:僕は自分のマネージメント会社を設立し、今では2人のプロボクサーのマネージャーを務めている。だから彼らこそがフェイバリット・ファイターだ。一人は1戦1勝で、もう一人は7戦7勝なんだ。 

ーーどんな選手か簡単に説明してもらえますか? 

MWP:ジョン・サンチェスは22歳のウェルター級選手で、いずれチャンピオンになるよ。バンタム級のパブロ・ルビオはまだ19歳で、ここまで7戦無敗だ。

注/サンチェス(ボリビア)は現在23歳、戦績は3戦3勝(2KO)。ルビオは現在20歳で、戦績は9戦9勝(3KO)。

ーーバスケットボール選手として現役から退いた後は、もっと真剣にボクシングビジネスに取り組むつもりですか? 

MWP:いや、ただ楽しんでいるだけだよ。バスケットボールと同じで、楽しいと思うからやっている。そして、探求する。人間とは常にそうすべきなんだ。