南岸低気圧が通過へ

上図にある通り、週末１８日（土）は南岸低気圧の通過により、関東は気温が急降下し、冬に戻ったような冷たい雨となるでしょう。桜の咲いた東京は花冷えとなりそうです。

そして低気圧に向かって北からは下層寒気が流れ込んできます。平地で雪が降る可能性のある上空１５００メートル付近で０度以下の寒気が関東北部へ流れ込むため、関東北部は山沿いを中心に、みぞれや雪となる所もあるでしょう。

峠を越えるような山道は、雪の降り方に注意が必要です。

１８日（土）広く冷雨、山沿いは雪に

関東の雨はあさって１７日（金）夕方頃から降り出し、１８日（土）朝は広い範囲で冷雨となるでしょう。那須高原やみなかみなど、北部山沿いの標高５００メートル以上の所では雪が交じり、標高が高くなればなるほど、雪に変わりそうです。

１８日（土）夕方まで降り続く

１８日（土）夕方頃までは平野部で冷たい雨が降り続き、北部山沿いでは雪が続くでしょう。宇都宮や前橋など、北部の平野部でも、下層寒気の流れ込みが強まれば、雪が交じるようなことがあるかもしれません。

今のところ、東京で雪が交じるような気象条件とはならない見込みですが、冬に戻ったような冷たい雨となりそうです。

東京は冷雨で花冷えに

きのう１４日（火）、観測史上最も早く桜が開花した東京は、きょう１５日（水）の最高気温が１７．９度と４月上旬並みの暖かさとなりました。あす１６日（木）はさらに暖かくなり、５日ぶりに２０度を超え、４月下旬並みの暖かさとなるでしょう。

あさって１７日（金）も１５度以上ありますが、夕方頃から雨が降り出し、それとともに気温は急降下する予想です。そのまま１８日（土）にかけて雨が降り続く見込みで、朝の冷え込みは弱いものの、日中にかけても１０度程度で推移し、午後にかけてはひと桁（７度から９度程度）の寒さとなる計算です。

低気圧が接近し、北風も強まるため、体感的には冬を通り越して真冬のような寒さとなるかもしれません。寒暖差が激しくなりますので、体調管理にご注意ください。