大雨と猛暑の同居型に警戒を、関東内陸は1か月ぶりに40度に迫る暑さか
関東内陸では40度に迫る猛暑に
40度に迫る暑さに警戒が必要です。
タイトル画像にある通り、東日本を中心に覆っている太平洋高気圧の勢力がピーク期に入りそうです。(ダブル高気圧の関連記事)
きょう31日(日)は関東内陸の佐野(栃木)、館林(群馬)、熊谷などで39度まで上がる計算となっており、39度以上が観測されれば、6月下旬から7月初めにかけて、あまりにも早くやってきた記録的猛暑以来、約1か月ぶりのこととなります。ちなみに1か月前の猛暑では40度以上が続出しました。
東京都心も35度の予想で、もし猛暑日となれば、やはり今月3日以来、約1か月ぶりのことで、今週8月3日(水)まで4日連続の猛暑日が予想されています。ちなみに1か月前の猛暑では、観測史上最長となる9日連続の猛暑日となりました。
今はまさに盛夏期のど真ん中で、例年最も暑い時期ではありますが、熱中症など、健康管理に十分な注意が必要です。
南北走向の危険な雨雲
そして引き続き、大雨にも警戒が必要です。
タイトル画像にある通り、九州の西や沖縄付近には台風5号や熱帯低気圧があり、これらに伴う非常に湿った空気や活発な雨雲が太平洋高気圧の西側を回るように沖縄から西日本方面を指向しています。
この南北走向に走る活発な雨雲は、次々と同じ場所に大雨をもたらすことが多々あり、高知県では小さいながら南北にのびる活発な雨雲が発生していて、けさから1時間に100ミリ以上の猛烈な雨を解析しています。
四国や九州ではきょう31日(日)いっぱい、沖縄ではあす8月1日(月)にかけて、雨雲が発達しやすく、線状降水帯の発生する可能性も考えられますので、気象庁の気象レーダーやキキクル(危険度)などを活用し、雨の監視強化をしていただきたいと思います。
週明けは北日本でも危険度上昇
沖縄から西日本方面を指向している非常に湿った空気や活発な雨雲は、週明けになると、太平洋高気圧の周りを回るように日本海から北日本へ流れ込む予想です。いわば北日本への雨雲の通り道が出来ているような形です。
今のところ、最も活発な雨雲は津軽海峡周辺を次々に指向する予想ですが、太平洋高気圧が強まればもっと北寄りに、弱まればもっと南寄りに流れ込む可能性も考えられます。
北日本でも200ミリ以上か
コンピュータの予想では、8月3日(水)15時までの予想雨量が津軽海峡周辺で局地的に200ミリ以上となっており、雨雲の流れ込み方や強まり方次第では、多く降る場所が変わったり、降る量がさらに増えることも想定内です。
このあたりはまだブレがある状態ですが、気象条件によっては西日本で降っているような激しい雨や猛烈な雨が北日本で降ってもおかしくありませんので、北日本でも今後の雨の情報に十分な注意が必要です。