東京都心は１７回目の夏日

きょう２５日（水）も全国的に強い日差しが照り付けて、暑くなりました。

最も暑くなったのは、福岡県久留米と熊本県菊池で３２．２度、３０度以上の真夏日の地点数は３９地点で、きのう２４日（火）の４６地点には及ばなかったものの、青森県や秋田県など、東北地方でも真夏日となった所がありました。

東京都心でも汗ばむ陽気となり、最高気温は２７．０度と４日連続で２５度以上の夏日となり、今年の夏日の日数は１７回目となりました。（上図参照）

この暑さですが、週末に一旦、ピークとなりそうです。

２９日（日）は猛暑日出現の可能性も

上図は地上の気温（暑さ）と密接な関係のある上空１５００メートル付近の気温の予想です。晴れて日差しが強ければ、海風の届かない内陸や山越えの地域を中心に、この気温より地上付近では１５度前後も上昇します。

きょう２５日（水）１５時の予想をみると、本州付近はおおむね１２度から１５度の範囲に入っており、良く晴れた地域を中心に、やはり３０度前後まで上がりました。

週末の予想をみると、２８日（土）は北日本に平年より少し低いことを示す９度以下の青色が広がっていますが、２９日（日）は一転して平年より高い赤色が広がっており、本州付近は１５度以上の暖気に覆われる予想です。さらに注目は東日本に予想されている１８度以上の暖気の存在です。

これは地上では３５度近くまで上がる可能性のある真夏並みの暖気で、気象条件次第では、３５度以上の猛暑日となることも考えられます。

２９日（日）は広く３０度以上の真夏日となるのはもちろん、３５度以上の猛暑日が出現する可能性もあり、実際に気象庁からも猛暑日になる可能性があることが示唆されています。

東京都心は真夏日、内陸は猛暑日の可能性も？

上図は気象庁発表の週間予報です。

２９日（日）に注目すると、東京都心は３０度が予想されており、もし３０度以上になれば、今年初の真夏日となります。東京都心の初真夏日は２０２１年６月８日、２０２０年６月９日、２０１９年５月２４日ですから、５月中の真夏日となれば、３年ぶりです。ただ特に早いというわけではありません。

そして注目は熊谷と甲府です。３２度が予想されており、気象条件などにより、高い方にぶれた場合は、３５度まで上がる可能性が示唆されています。もし３５度以上まで上がれば、全国で今年初の猛暑日となります。

もし５月中の猛暑日出現となれば、北海道で歴史的な暑さとなった２０１９年以来、３年ぶりとなります。