新たな熱帯低気圧が発生か?

天気図の変化(気象庁発表に筆者加工あり)
天気図の変化(気象庁発表に筆者加工あり)

きょう23日(土)の日本列島は、西高東低の冬型の気圧配置となり、全国的に冷たい北風が強めに吹きました。

この北風で、近畿地方では木枯らし1号の発表がありましたが、東京都心の最大風速は7.3メートルと基準のおおむね8メートルにはわずかに届かず、3日前の20日(水)に続いて、きょうも東京地方での木枯らし1号の発表は見送りとなっています。(午後7時現在)

そんな寒さの話題が続いている日本列島ですが、南の海上に目を向けると、タイトル画像にある通り、2つの低圧部が発生しています。

低圧部とは、周囲より気圧が低く、雲の循環は認められるものの、その中心位置がハッキリとしない熱帯擾乱(ねったいじょうらん)のことで、中心位置がハッキリとしてくれば熱帯低気圧に名前が変わります。

予想天気図をみると、2つの低圧部のうち右側(東側)にあるグアム島付近の低圧部があさって25日(月)午前9時には熱帯低気圧に変わる予想です。(天気図中のTDマーク)

熱帯低気圧は台風のたまごですから、より風が強まれば台風へ変わることになります。グアム島近海からフィリピン付近にかけての海水温はまだ30度前後ありますので、台風が発生するには十分な暖かさと言えるでしょう。

もし発生が予想される熱帯低気圧が台風になったとしたら、先週日本のはるか南東海上を進んだ台風19号に次ぐ、台風20号ということになります。

アメリカのモデルの予想では?

GFSモデルの予想(ウェザーマップ発表に筆者加筆あり)
GFSモデルの予想(ウェザーマップ発表に筆者加筆あり)

参考までに、NCEP(アメリカ国立環境予測センター)が発表している最新のGFSモデルによると、グアム島近海にある低圧部は、今後発達しながら北西方向へ進み、来週中頃には台風と思われる勢力になりつつ、日本の南海上へ北上してくる予想です。

日本や諸外国を含めての様々な計算結果をみると、今のところ、このGFSモデルが熱帯低気圧の発達を最も強くみているようです。

ですから、あくまでも現段階での参考として見ていただきたいのですが、来週の後半は、熱帯低気圧の発達や進路などにより、小笠原諸島などで影響が出てくる可能性も考えられます。

一方、木枯らしなどの話題もある本州付近には、すでに西寄りの強風帯、偏西風が南下していますので、今のところ、この熱帯擾乱を本州付近へ近づけるような計算はほとんどない状態です。