統計史上初めて、茨城から宮城に上陸か

台風8号の予報円(ウェザーマップ)
台風8号の予報円(ウェザーマップ)

最新の台風情報(気象庁発表)

台風8号は日本の東海上まで北上してきました。

タイトル画像をみると、台風中心付近の北西側に真っ白な活発な積乱雲が発生し、中心より早めに日本列島に近付こうとしています。

きょう26日(月)午前9時現在の勢力は、中心気圧992hPa、最大風速20メートル、最大瞬間風速30メートルとなっています。

今後は今と同じくらいの勢力を維持しながら、やや足早に西寄りに進み、あす27日(火)午前9時には、関東のすぐ東海上まで接近する見込みです。

その後、予報円の真ん中を進むとそのまま福島県付近に上陸する予想ですが、南を進めば茨城県、北を進めば宮城県に上陸する可能性もありそうです。

統計がある1951年以降、台風が関東から東北の太平洋側に直接上陸したのは千葉県と岩手県の1例ずつしかなく、もし茨城県、福島県、宮城県に上陸すれば、統計史上初めてのこととなります。(後述)

今回の台風8号は比較的サイズが大きいために、台風の中心から離れた所で、強風や大雨が一番ひどくなるということも考えられますので、台風が通り過ぎるまでは、上陸地域以外でも、十分に警戒していただきたいと思います。

気象庁から台風8号に関する防災情報が東北関東甲信北陸に出されています。

これらの地方では、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り、多い所で、総雨量が200ミリ以上に達するような警報級の大雨となるおそれがあります。

また沿岸部では、強風(暴風)や高波のおそれもありますので、早めの台風対策を心がけて下さい。

関東から東北に上陸したのは2例のみ

台風の進路図(ウェザーマップ)
台風の進路図(ウェザーマップ)

台風の進路図(ウェザーマップ)
台風の進路図(ウェザーマップ)

筆者が調べたところ、1951年の統計開始以来、206個の台風が日本列島に上陸していますが、このうち関東から東北の太平洋側に東海上から上陸した台風は、1989年台風13号(8月6日千葉県銚子市付近)と2016年台風10号(8月30日岩手県大船渡市付近)のわずか2例しかありません。

1989年台風13号では、関東北部から東北南部にかけて、日雨量300ミリ~400ミリの大雨となり、最大瞬間風速は水戸31.6メートル、東京25.3メートル、仙台26.3メートルなどを観測しました。

そして2016年の台風10号は、気象庁が統計を取り始めて以来、初めて東北の太平洋側に上陸した台風となり、各地で大きな被害が発生しました。特に岩手県では台風の上陸時に猛烈な雨を含む集中豪雨となり、岩泉町で高齢者施設の近くを流れる小本川が氾濫し、多くの方が亡くなるなど、甚大な被害が発生しました。

これら2例の他、関東や東北の太平洋側をかすめるように北上し、北海道の太平洋側に上陸した台風が3例あります。(1993年台風11号、2016年台風7号と台風11号)

今回の台風8号のように、東経150度付近から真っすぐ西寄りに進み、日本列島を直撃するような台風は極めて異例だと言えそうです。