26日(水)は全国各地で皆既月食

月食のしくみ(提供:国立天文台)
月食のしくみ(提供:国立天文台)

来週5月26日(水)の夜、全国各地で皆既月食が見られます。

皆既月食とは、上図のように太陽と地球と月が一直線上に並んだ時、月が地球の影に完全に隠れて、赤黒く変色した(赤銅色の)満月が見られる現象で、全国的に皆既月食が見られるのは、2018年1月31日以来、約3年ぶりのこととなります。

またこの日の満月は、今年12回見られる満月のうち、地球に最も近い満月でもあり、いわゆるスーパームーン皆既月食でもあります。

*皆既月食の説明は国立天文台HPに詳細が掲載されています。

月食の時間帯は、北海道から沖縄まで、全国一律、以下の通りとなります。

●月食の始まり   18時45分

●皆既月食の始まり 20時09分

●満月の瞬間    20時14分

●皆既月食の終わり 20時28分

●月食の終わり   21時53分

晴れればどこからでも見られますが、気になるのはもちろん天気です。

この日の予報の決め手となるのは、例年よりかなり早く梅雨空や大雨をもたらしている梅雨前線の挙動ということになるでしょう。

24日(月)~25日(火)は梅雨前線が北上

雨雲と雲の予想(ウェザーマップ)
雨雲と雲の予想(ウェザーマップ)

きょう22日(土)に晴れ間が広がると思われた東京は雲に覆われていますが、23日(日)には梅雨前線がいったん日本の南へ下がるため、東京でも一週間ぶりに晴れ間が広がるでしょう。

ところが24日(月)~25日(火)にかけては再び本州南岸に北上してくる予想で、日本付近は広く雲に覆われ、太平洋側で雨が降る見込みです。

26日(水)は晴天域で観測チャンス

雨雲と雲の予想(ウェザーマップ)
雨雲と雲の予想(ウェザーマップ)

26日(水)になると再び梅雨前線は日本の南へ南下するタイミングとなりそうです。しかも衰弱する予想で、日本の南にはほとんど雨雲が見られません。

ただ雨雲ではない雲を含んだ予想(上図右)をみてみると、梅雨前線に伴うものがしっかりと連なっている予想ですが、皆既月食が起こる夜の時点ではそのほとんどが南の海上と予想されているため、本州付近は広く晴天域に入りそうです。

つまり多くの所で皆既月食が眺められる計算となっています。

皆既月食は広く見られそう

天気分布の予想(ウェザーマップ)
天気分布の予想(ウェザーマップ)

実際に26日(水)夜の天気分布予想をみると、東日本や東北などはよく晴れ、その他の各地もおおむね晴れ間が広がる予想です。

ただ南西諸島では皆既月食が雲隠れとなってしまうかもしれません。

心配なのは西からの次の雲域

雨雲と雲の予想(ウェザーマップ)
雨雲と雲の予想(ウェザーマップ)

では手放しで本州付近は大丈夫かというと、そうとも言い切れません。

というのは、27日(木)になると大陸から新たな梅雨前線が活発となりながら本州付近へ一気に伸びてくる予想となっているからです。

もしこの東進が半日程度早まっただけで、皆既月食の時間帯に西日本を中心に広がってきてしまう可能性も捨てきれず、今後の計算変わりがないことを祈るばかりです。

また現在東海から九州までは記録的に早い梅雨入りが発表されていますが、これぞ梅雨空とも言える関東甲信地方では見送られている状態です。

この27日(木)頃からの曇雨天をきっかけに、ようやく気象庁から梅雨入りの発表がなされるかもしれません。

参考:国立天文台