天気図の推移(気象庁発表資料に筆者加工あり)
天気図の推移(気象庁発表資料に筆者加工あり)

フィリピンの東海上を北上していた低圧部がきょう午前9時、沖縄の南海上で熱帯低気圧に変わりました。

少し詳しく言うと、低圧部とは周囲より気圧が低く、循環はあるものの、中心付近がはっきりしない熱帯擾乱(ねったいじょうらん)のことで、この低圧部の中心付近の循環がある程度明瞭になってくると、低圧部から熱帯低気圧に呼び名が変わります。この熱帯低気圧は台風へ発達することも多いため、台風のたまごとも呼ばれています。

気象庁の天気図で今後の推移をみてみると、この熱帯低気圧はあす22日(土)午前9時には台湾のすぐ東へ進み、あさって23日(日)午前9時には沖縄の先島諸島付近へ進む予想です。

沖縄付近の海面水温は30℃以上あるため、沖縄付近でさらにまとまれば、台風に発達する可能性も考えられる状況となっています。

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の予想は?

ECMWFの予想に筆者加工あり
ECMWFの予想に筆者加工あり

沖縄の南で発生した熱帯低気圧に関する今後の計算はまだかなりばらついていますが、大まかには沖縄付近から朝鮮半島や西日本方面へ北上するような計算が多くなってきています。

その中のあくまでも参考として、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の最新の計算をみてみると、23日(日)頃、熱帯低気圧あるいは台風とみられる低気圧が先島諸島のすぐ北へ進み、24日(月)~26日(水)頃にかけて、九州の西を北上するような予想となっています。

ただこれは種々ある計算の中の一つであり、まだ不確実性が高い状況ではあります。

計算によっては日本の南へ進むものや西日本へ勢力を強めながら向かう予想もありますので、今後の予想に注意が必要です。

日曜日に台風のような低気圧が接近?

日曜日の雨と風の予想(ウェザーマップ)
日曜日の雨と風の予想(ウェザーマップ)

そして上述の熱帯低気圧とは別に本州のすぐ南に小さな低気圧が発生しています。

周辺では背の高い積乱雲が時折湧きたっており、暖気と冷気の衝突で発生する温帯低気圧というよりは熱帯低気圧のような性質を持っている感じもします。

この低気圧が四国沖に進んだ後、発達しながらゆっくりと本州の南を東進する予想で、コンピュータの計算では23日(日)正午の時点で、紀伊半島の南で中心付近の平均風速が20メートル以上と台風のような予想となっています。

まさにスケールの小さな台風が発生しているような感じですが、気象庁の今の予想ではここまで見ていないと思われます。

少々発達させ過ぎの計算かもしれませんが、23日(日)はこの低気圧の近付く東海や関東で、雨や風が強まり、荒天となるおそれも考えられますので、こちらの低気圧の予想にも十分ご注意下さい。