なぜか”ホットバレンタインデー”が増えている東京都心、今年も気温上昇へ

バレンタインデー(写真:アフロ)

汗ばむ陽気のバレンタインデー

東京の2月14日の最高気温(筆者作成)
東京の2月14日の最高気温(筆者作成)

2月14日はバレンタインデー。

季節は真冬を脱したばかりで、東京都心の最高気温の平年値は10.5℃と、これならばチョコが溶け出すようなこともないのでしょうが、このところチョコが溶けかねないようなまさに超ポカポカのバレンタインデーが度々出現しています。

気温の統計がある1876年以降、2月14日の東京都心の最高気温を調べてみると、1950年頃まではほとんどの年で5℃~15℃の間で推移していましたが、その後は15℃以上の日が時々出現し、1996年に初めて20℃を突破した後は、1998年23.1℃、2009年23.9℃、2016年23.0℃と汗ばむような陽気が出現しています。

23℃以上にもなると、GWを通り越して5月中旬から下旬頃の陽気となるため、バッグに入れておいたチョコが溶け出してしまうような陽気だとも言えるでしょう。

では2月にこれだけの高温が総じて出現しやすくなったのかというとそういう訳でもありません。なぜか近年、2月14日のバレンタインデーに突出して気温が上昇することが多いのです。

東京の2月の高温記録は以下の通りです。(1876年以降、23℃以上)

1位24.9℃(1930年2月24日)

2位24.5℃(1962年2月11日)

3位23.9℃(2009年2月14日)

4位23.4℃(1922年2月25日)

5位23.1℃(1998年2月14日)

6位23.0℃(2016年2月14日)

7位23.0℃(1987年2月12日)

平成元年(1989年)以降で23℃以上まで上がった日付に注目すると、すべて2月14日のバレンタインデーということになっています。

ではなぜ2月14日に季節外れの陽気が出現するのか?と言われれば、まさに偶然以外の何ものでもないと思います。

気温が上昇する理由は明白で、2016年2009年のように、日本海を低気圧が発達しながら通過し、季節外れの暖気が流れ込むため、気温が上昇するのです。

このパターンがなぜか2月14日頃に多いのです。

今年も気温上昇

上空の暖気と天気分布予想(ウェザーマップ)
上空の暖気と天気分布予想(ウェザーマップ)

では今年のバレンタインデーはどうでしょうか?

2月14日の予想天気図をみると、日本海に低気圧はなく、顕著に気温が上がるようなパターンとは言えません。

ところが冬の寒さをもたらす寒気ははるか北へ北上し、日本付近は平年よりもかなり高いことを示す赤色(暖気)に覆われています。

さらに日中の天気分布をみると、西から天気は下り坂ではありますが、関東はまだ晴れ間が残る見込みで、東京都心は日差しと暖気の影響で、気温が上昇する予想です。

今のところ、東京都心の予想最高気温は18℃で、4月上旬から中旬並みのポカポカ陽気となりそうで、晴れ具合などによっては21℃位まで上がる可能性もある予想です。

近年出現しているようなチョコが溶け出してしまうような陽気とまではならない見込みですが、十分に暖かなホットバレンタインデーとなるでしょう。

また東京都心以外でも、東日本や西日本を中心に15℃以上まで上がる所が多く、各地で春を思わせるバレンタインデーとなりそうです。