台風17号が発生。3連休にかけて日本付近を北上へ。
台風17号が発生、危険半円に警戒を
きょう午後3時に沖縄の南で台風17号が発生しました。
発生した当初から強風域が直径1000キロもある大型の台風となっており、すでに沖縄本島など沖縄県が強風域に入っている状態です。
今後は次第に発達し、暴風域を伴う台風として土曜日には沖縄付近を通過し、日曜日には九州へ接近、月曜日には日本海で温帯低気圧に変わるものの、勢力を維持した状態で、北日本へ接近する見込みです。
つまり、土曜日から月曜日にかけての3連休に合わせるように、日本付近を北上していく予想となっています。
今発表されている予報円の真ん中を通ると、九州には上陸しないコースではありますが、台風の暴風や大雨の危険度が高い、台風右側(東側)の危険半円が列島をなめていくような感じとなるので、中心があまり近付かなくてもかなり危険な台風だと言えるでしょう。
土曜日は沖縄で大荒れ
台風17号は3連休の初日、土曜日に沖縄付近を北上する見込みで、台風中心の東側に入りそうな沖縄本島や奄美地方で特に風が強まり、暴風雨となるでしょう。
また秋雨前線が北上し、西日本でも広く雨となり、大雨となるおそれがあります。関東や東海など東日本でも所々で雨となりそうです。
日曜日朝は九州でも荒天に
日曜日の朝には台風17号が九州の西の海上に北上してくる予想で、九州でも南部を中心に南風や雨がいっそう強まり、大荒れが始まる見込みです。
また台風が次第に遠ざかる沖縄や奄美でもまだ南風が強く、大きな影響が残っているでしょう。
日曜日午後は西日本で大荒れに
そして日曜日の午後になると、台風17号が近付く九州北部でも大荒れとなり、その他の西日本でも台風に近い地域を中心に大荒れとなるおそれがあります。
なお、このあと台風は日本海を通り、3連休最終日の月曜日(秋分の日)には温帯低気圧に変わるものの、勢力を維持した状態で、北日本へ接近するおそれがあります。
3日間の総雨量は最大600~700ミリ?
あくまでも現時点でのコンピュータの予想ですが、日曜日午後9時までの3日間(72時間)の総雨量は、台風の近付く沖縄や九州で紫色の400ミリ以上の地点が広がっており、なかでも沖縄本島、宮崎県、長崎県(五島列島)では最大600ミリ~700ミリ程度の大雨を予想している地点があります。
また四国でも300ミリ~400ミリ程度の計算があるほか、千葉県など関東地方でも濃い青色で50ミリ~100ミリ近いまとまった雨となる予想です。
これはあくまでも現時点のコンピュータの予想ですが、沖縄や西日本を中心にかなりの大雨となるおそれが示されています。
今後も3連休を狙ったかのように日本列島へ接近する台風17号の最新情報に、十分ご注意下さい。