台風19号、西日本がすっぽり危険半円に入る恐れ。台風20号も発生し北上か?

台風19号と熱帯低気圧の雲(ウェザーマップ)

危険半円がまともにかかるコース取り

台風19号の予報円(ウェザーマップ)
台風19号の予報円(ウェザーマップ)

最新の台風情報(気象庁発表)

台風19号は小笠原の南西の海上をゆっくりと北上しています。

きょういっぱい動きは遅く、同じような場所でほとんど動きませんが、あす以降、徐々に西寄りに動き始め、中心気圧950hPa、最大風速45メートル、最大瞬間風速60メートルの非常に強い台風に発達する予想です。

そしてこの勢力を保ったまま、火曜日の朝には九州の南海上まで進んでくるでしょう。

この頃から北寄りに進路を変え、予報円の真ん中を進むと、水曜日に九州の西岸をかすめるように北上する予想です。

台風は進行方向の右側の半円と左側の半円では、右側の半円の方がより強く風が吹くため、危険半円と呼ばれています。

これは台風自身の風と台風を移動させる風が同じ方向に吹くためです。

逆に進行方向の左側の半円は台風自身の風が逆になるので、風が幾分弱まり、可航半円と呼ばれています。

今の予報円のように、九州の西岸をかすめるように進むと、仮に上陸しないまでも台風の危険半円がまともに西日本へかかるため、一段と強い風が吹き荒れ、これに伴って雨雲もさらに発達するため、大雨の危険度も一段上がることになります。

さらに九州の西岸を強い台風が進む場合、顕著な高潮被害が発生することもあり、合わせて警戒が必要です。

7月の豪雨被災地である中国や四国地方でも、大雨や暴風など大荒れとなる恐れがあり、日本海へ抜けた台風が金曜日頃にかけて北日本へ進む恐れもあるため、北日本でも油断は出来ません。

九州付近のコース取りは太平洋高気圧の勢力次第

台風と高気圧の関係(ウェザーマップ)
台風と高気圧の関係(ウェザーマップ)

台風19号は九州付近へ進む可能性が高くなっていますが、水曜日の予報円の直径は880キロ、木曜日の直径は1400キロとかなり大きく、まだ進むコースや時間にブレがあります。

これは日本の東から張り出してくる太平洋高気圧の勢力次第となっているためで、より高気圧が強まれば、大回りして東シナ海を北上し、より弱まれば小回りをして、四国付近に進む可能性も考えられるためです。

九州の西側を進むか、東側を進むかで、影響の度合いがかなり変わる可能性があるため、今後も最新の進路予想に注意、警戒をして下さい。

類似台風は?

今回と同じような勢力で九州の西岸付近を北上した台風はいくつかありますが、いずれも大きな被害が発生しています。

2005年台風14号

2004年台風16号

2004年台風18号

今回もこれらに匹敵するような大雨や暴風などの恐れがあり、厳重な警戒が必要です。

台風20号も発生し、日本列島へ?

タイトル画像にもあるとおり、台風19号の南東側に熱帯低気圧が発生しています。

気象庁からこの熱帯低気圧が今後24時間以内に台風へ発達する見込みとの情報が発表されました。発生すれば台風20号となりますが、これは統計史上2番目に早い台風20号の発生となります。

上空の気圧配置から、この台風は台風19号を追いかけるように進む可能性が高く、来週の週末にかけて日本付近へ影響するかもしれません。

発生したあとの進路予想にご注意下さい。

平成30年7月豪雨による大雨被害に対して、緊急災害支援募金(Yahoo!基金)を行っていますので、ご協力をお願いいたします。