今夜、宮崎や鹿児島を直撃か？

最新の台風情報（気象庁発表）

台風１５号は今夜以降、九州南部を直撃する恐れが高まってきました。

きょう午前３時には日本の南を北西に時速２０キロで進んでおり、中心気圧９９６ｈＰａ、最大瞬間風速は３５メートルとなっています。

今後はこの勢力を維持しながら、さらに加速し、時速３０キロ程度の比較的速い速度で、今夜九州の東岸へかなり接近し、予報円の真ん中を進むと、今夜午後９時～あす未明にかけて、宮崎県や鹿児島県に上陸する恐れが高いと思われます。

その後、九州を東から西へ横切り、あす明け方には東シナ海へ抜ける見込みで、これまでの予想よりも北寄りに進むため、九州を横切る形の予想となっています。

台風はコンパクトで移動もスムーズなため、大荒れの時間は比較的短いものの、暴風や大雨などに十分な警戒が必要です。

急激に大荒れとなる恐れ

今夜午後１０時の風や雨の予想です。

コンパクトながらしっかりとした構造の台風１５号がちょうど鹿児島県付近に達しており、中心付近では平均２０メートル以上の暴風や南東斜面を中心に激しい雨に見舞われている予想です。

瞬間的には３５メートル前後の暴風や１時間に５０ミリ以上の非常に激しい雨を伴い、局地的には猛烈な雨が降るかもしれません。

午後６時頃にはまだ嵐の前の静けさといった状態かもしれませんが、その後、接近と共に急激に大荒れとなるため、決して油断はしないで下さい。

なお、最新の台風情報では、この時間、台風の中心はもう少し北寄りの宮崎県付近にある予想となっています。

九州南部や四国は長丁場の大雨に警戒

水曜日の朝には台風に伴う雨雲が九州の西へ抜けますが、この台風をきっかけに西日本の太平洋側には南から湿った空気が流れこみ続け、九州南部や四国の太平洋側ではしばらく激しい雨が降り続く予想となっています。

長丁場の大雨となるかもしれません。

越境台風１７号発生

きょう午前３時に台風１７号が発生しました。

これは西経域にあったハリケーン「へクター」が東経１８０度線（日付変更線）を横切って台風１７号に変わったものです。

日本への影響はないでしょう。

なお、８月１４日午前３時の段階での台風１７号発生は、１９５１年の統計開始以来、３番目の早さです。

これまで台風１７号の早い発生記録は、１位７月１７日９時（１９７１年）、２位８月１０日１５時（１９５５年）、３位８月１５日１５時（１９６５年）でした。