房総半島～東北沿岸をゆっくり北上か？

最新の台風情報（気象庁発表）

強い台風１３号は北緯３０度ラインを超え、八丈島の南東海上を北上しています。

最新の予報では、昨日よりやや東寄りに進み、その分だけ、少し早いタイミングで首都圏付近を北上する予想です。

台風が予報円の中心を進むと、あす水曜日の午後３時には伊豆諸島の東海上に達し、その後、あすの夜遅く～あさって木曜日の朝にかけて、房総半島～茨城県付近を時速１５キロ程度の非常にゆっくりとした速度で北上する見込みです。

仮に房総半島付近に上陸せず、かすめて通った場合でも、台風の速度が極めて遅いため、千葉や茨城を中心に記録的な大雨に見舞われる恐れがあります。

また暴風域を伴ったまま北上するので、沿岸部を中心に、非常に強い風や高波、高潮などにも、厳重な警戒が必要となるでしょう。

首都圏を通過した後も、速度が上がらず、木曜日の夜にかけて、東北の沿岸部をゆっくりと北上するため、福島や宮城などでもかなりの大雨となる恐れがあります。

なお金曜日には速度上げて、北日本の東へ遠ざかる予想です。

記録的な大雨に厳重警戒。早めの避難行動を！

水曜日は関東地方でも雨や風が強まり、沿岸部を中心に大荒れとなるでしょう。

特に台風の中心が近づく夜以降は、千葉県を中心に、非常に激しい雨が降ることが予想され、局地的には１時間に１００ミリ以上の猛烈な雨が降るかもしれません。

あすはなるべく早めの帰宅をお勧めします。

その後も関東地方は、木曜日の朝にかけて、台風本体の活発な雨雲が長い時間かかり続け、猛烈な雨が幾度となく観測されるかもしれません。

最も危険な時間帯は、水曜日の夜～木曜日の朝にかけての暗い時間になると思われますので、大雨が予想される所では、なるべく早めの避難行動を心がけることが重要です。

なお、木曜日の日中にかけて、大雨の中心は東北の太平洋側に移動する見込みです。

台風１４号が発生し、北上か？

タイトル画像にもある通り、日本の南海上には台風１３号とは別の熱帯低気圧が発生しています。

そして気象庁からきょう午後３時に、この熱帯低気圧が２４時間以内に台風へ発達するという情報が発表されました。

発生後は北上する可能性が高く、まだ気象庁からは詳細な進路の予想は出ていませんが、参考までにアメリカ・ハワイの米軍合同台風警報センター（JTWC）の予想では、週末にかけて、西日本へ向けて北上する予想となっています。

発生後の進路予想にご注意下さい。