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台風22号、首都圏への最接近は日曜日の夜に

杉江勇次気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属
台風22号と秋雨前線の雲(ウェザーマップより)

偏西風にのり、一気に加速し南岸を通過へ

台風22号の予報円(28日午前9時、ウェザーマップより)
台風22号の予報円(28日午前9時、ウェザーマップより)

台風の最新情報(気象庁発表)

午前10時現在、台風22号は発達しながら、沖縄本島付近を北上中です。

暴風域に入っている沖縄本島では糸数で44.2メートル、那覇で37.6メートルの最大瞬間風速を観測するなど、大荒れの天気となっています。

台風は今後、北から徐々に北東方向へ進みながら今夜奄美大島付近を通過し、あす日曜日の朝には九州のすぐ南海上まで進む予想です。

その後は上空の早い西風(偏西風)に流されるようにどんどん加速し、日曜日の夜遅くにかけて、一気に関東の南岸付近まで到達する予想です。

昨日の予想より、さらに加速の度合いが増したため、首都圏への最接近は日曜日の夜遅くにかけてとなりそうです。

また台風の速度が速まると共に北上の成分も増したため、本州の南岸すれすれを通る予想となっており、(前回の台風21号と比べて)比較的コンパクトな台風とは言え大雨や暴風などに厳重な警戒が必要です。

日曜日正午の雨雲予想

日曜日正午の雨雲予想(ウェザーマップより)
日曜日正午の雨雲予想(ウェザーマップより)

日曜日正午の段階で、秋雨前線に伴う大きな雨雲が東北~西日本に広がる中、台風22号本体の活発な雨雲が九州~四国の南岸付近を通過している予想です。

この活発な雨雲は日曜日の夜にかけて、西日本から東日本の南岸を進む予想で、活発な雨雲がかかる地域では非常に激しい雨や局地的には猛烈な雨が降ってもおかしくありません。

前回の台風21号で被害を受けた地域では大雨に一層の警戒が必要です。

日曜日の夜には首都圏がピーク

日曜日22時の雨雲予想(ウェザーマップより)
日曜日22時の雨雲予想(ウェザーマップより)

日曜日の夜になると、台風本体の活発な雨雲が関東~東海、伊豆諸島付近まで到達している予想です。

この時間に最も台風が首都圏に接近している予想で、日曜日の21時~24時頃が首都圏での雨や風のピークの時間帯となりそうです。

台風の接近具合によっては、日曜日の夜は首都圏の交通機関にも大きな影響が生じるかもしれません。

月曜日の朝にはほぼ終わり?

月曜日3時の雨雲予想(ウェザーマップより)
月曜日3時の雨雲予想(ウェザーマップより)

その後、台風が一段と速度を上げながら東進するため、月曜日午前3時の段階で、すでに台風本体の活発な雨雲は関東の東へ抜ける予想です。

このため、月曜日の朝は吹き返しの強風は残ってはいるものの、天気は回復し、首都圏ではすでに青空が広がっているものと思われます。

今後、台風の速度がよほど遅くならない限り、月曜日朝の通勤通学の時間帯まで影響は残らないと予想されます。

ただ海上はしばらく高い波が残るでしょう。

一方、台風が抜けた後、西高東低の冬型の気圧配置に変わり、上空には強い寒気が流れ込むため、本州の日本海側でも標高の高い所では雪となりそうです。

東京でも月曜日の午後にかけて冷たい北西の風が強まるため、木枯らし1号となるかもしれません。

気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属

人の生活と気象情報というのは切っても切れない関係にあると思います。特に近年は突発的な大雨が増えるなど、気象情報の重要性が更に増してきているのではないでしょうか? 私は1995年に気象予報士を取得しましたが、その後培った経験や知識を交えながら、よりためになる気象情報を発信していきたいと思います。災害につながるような荒天情報はもちろん、桜や紅葉など、レジャーに関わる情報もお伝えしたいと思っています。

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