台風21号、週明けにかけて日本列島に接近、直撃の恐れも?

台風21号の雲の様子(18日午前3時、ウェザーマップより)

日本列島へ向かってまっすぐに北上

台風21号の進路予想(18日午前3時、ウェザーマップより)
台風21号の進路予想(18日午前3時、ウェザーマップより)

台風の最新予報(気象庁発表)

台風21号はきょう午前3時現在、フィリピンの東にあって、昨日までの西寄りから北寄りに進路を変えて北上しています。

すでに強い台風に発達していますが、タイトル画像にもある通り、台風21号は濃密な雲域を伴っており、今後は海水温の高い海域を進みながら一段と発達する見込みです。

最新の予想では、今後、非常に強い勢力となり、沖縄の南方、北緯20度付近まで北上している段階の土曜日(21日)午前3時の中心気圧は920hPa、最大瞬間風速は70メートルとなっています。

また台風の大きさの予想は出ないものの、等圧線などの予想から”大型で非常に強い台風”に発達する可能性も十分にあると思われます。

台風が予報円の中心付近を進むと、沖縄の南方から東経130度線に沿うように北上し、日曜日(22日)には沖縄本島や奄美地方の東側を北上し、週明け月曜日(23日)には西日本の南海上へ接近する見込みです。

5日後以降の進路予想は発表されませんが、太平洋高気圧や上空の偏西風の流れを考慮すると、そのまま日本列島を直撃し、火曜日(24日)頃にかけて、北日本へ向けて北東進する恐れも十分に考えられます。

また海水温の状況をみると、台風が勢力を維持すると言われる27℃以上の高い海水温域が西日本の南まで広がっていますので、強い勢力を維持したまま日本列島へやってくることも考えられる状況です。

月曜日の予報円はまだ直径が1000キロ程度あり、台風のコースや速度にはもちろんブレがあるものの、今回は台風を流す上空の風の予想から、最悪の場合、日本列島を北方へ縦断するようなコースも考えられ、今後の台風の動きには厳重な警戒が必要です。

また現在、日本の南海上は黒潮の大蛇行が発生しており、台風が接近するなどした場合、東海~関東の沿岸ではいっそう潮位が上昇し、浸水や冠水害の発生しやすい状況となっています。

もし台風が接近するような場合はこの点にもいつも以上の警戒が必要です。

196分の3個目のおくて台風に?

台風の統計がある1951年以降、今年9月までに上陸した台風は195個ありますが、このうち10月下旬以降に上陸した台風はわずかに2個しかありません。

もしこの台風21号が日本列島に上陸するような場合は、早くても10月22日以降になるとみられ、196分の3個目となる遅い上陸となる見通しです。

もちろん上陸すればの話ですが・・・。

時期が遅い台風の特徴は、台風の持ち込む熱帯の空気と初冬を迎え始める北からの冷たい空気が激しくぶつかりあり、いっそう活発な雨雲を生じさせ(秋雨前線)、広い範囲にわたってかなりの大雨をもたらす場合があることです。

台風がまだ南にある土曜日以降は早々と大雨が始まるかもしれません。