東京は10月として31年ぶりに1週間連続で20℃未満の予想。
10℃~15℃もダウン
昨日(12日)は暖かな空気に包まれて、真夏日の所もあった関東地方ですが、今日は雨が降り、北東からの冷たい風の影響もあって、一気に気温が低くなりました。
昨日と今日の午後2時の気温を比較してみると、昨日は関東各地で25℃~30℃近くありましたが、きょうは15℃前後となっており、きのうと比べて10℃~15℃近くも低くなっています。
9月上旬の汗ばむ陽気から一転、11月中旬~下旬並みの寒さとなっており、季節は1日で2か月以上も前進したことになります。
ちなみにきょうは日付が変わってからすぐ、未明に最高気温が出た所も多く、東京都心は0時21分に観測した19.8℃がきょうの最高気温です。
(きょう18時半現在)
1週間連続で20℃未満は31年ぶり
きょうは最高気温が20℃に届かなかった東京都心ですが、来週にかけての予報をみてみると、ほとんどきょうと同じような天気の繰り返しで、気象庁、ウェザーマップともに最高気温は来週の木曜日まで20℃に届かない予想です。
つまりきょうを含めて1週間連続で最高気温が20℃未満となる予想なのですが、はたして10月としてはどれ位の記録になるのか?調べてみました。
すると10月に1週間連続で最高気温が20℃未満となるのは、1986年10月23日~31日(9日連続)以来、31年ぶりのこととなります。
また10月中旬までに限定すれば、1984年10月6日~12日(7日連続)以来、33年ぶりとなります。
もし予想通り、1週間連続で20℃未満となるようなこととなると、近年の10月としてはかなり珍しい寒さとなるでしょう。
ちなみに、1875年の観測開始以来では、10日以上連続の20℃未満は5回あり、最長は1924年10月17日~28日までの12日連続となっています。
なぜ雨と低温が続く?
きょうの天気図をみると日本付近を南下していた秋雨前線が本州の南岸付近まで下がったために、雨が降ると共に空気の入れ替えが起こり、一気に気温が低くなりました。
なかでも関東地方には、より冷たい北東の風が流れこんだために、顕著に気温が低下しました。
これから来週にかけて、秋雨前線を挟む寒気と暖気のぶつかり合いはさらに大きくなる見込みで、いっそう雨が降りやすくなると共に、週明けは関東で師走並みの寒さとなるかもしれません。