新年度のスタートは関東で真冬並みの寒さ。東京は26年ぶりの寒さに?
4月1日の予想気温
あすは4月1日は新年度のスタートですが、上空の寒気の影響で、全国的に平年より気温は低めとなりそうです。
特に関東地方は午前中、雨や雪が降り、しかも北よりの冷たい風が吹くために、日中でも10℃に届くかどうかの厳しい寒さとなってしまいそうです。
あすの東京都心の予想最高気温は真冬並みの9℃ですから、お花見に行かれる方は十分な防寒対策と傘があった方がいいでしょう。
東京都心で10℃未満ならば26年ぶり
東京都心のこれまでの4月1日の最高気温を調べてみました。
平年だと15℃を超える時期ですが、まだ冬と春がせめぎ合う時期でもあり、年によっては10℃未満の寒さや20℃以上の汗ばむ陽気が訪れたりしています。
ただ近年は15℃を超える暖かな新年度のスタートが多かったので、もし仮にあす、東京都心の最高気温が10℃に届かないと、10℃未満の新年度のスタートは1991年8.5℃以来、26年ぶりとなります。
ちなみに1876年の観測開始以来、最も寒かったのは1984年4.3℃で、冷たい雨の中で、雪も観測しました。
逆に最も高かったのは2007年と1945年の24.5℃です。
関東甲信山沿いはあす朝にかけて積雪に注意
西日本からの雨雲がきょう午後には関東甲信地方にも大きく広がる予想です。
雨が降り出すとともに気温が下がり、長野や山梨の他、秩父、奥多摩、箱根など、標高が500m以上の所では深夜にかけて次第に雪となりそうです。
降水量によっては、あす朝にかけて、多い所5センチ~10センチ以上の雪が降る可能性がありますので、山沿いでは交通障害にご注意下さい。
東京都心など平野部では気温が5℃位で冷たい雨の予想ですが、上空の寒気が強く、あす朝にかけて雪の混じるような所があるかもしれません。