ベンチャー企業・スタートアップへの転職を考える際の注意点

ベンチャー・スタートアップブーム

しばらく更新が滞ってしまいました。

年明け早々、最近IT企業が運営するメディアから取材を受けまして、「スタートアップの雇用元年」的なお話をさせていただきました。

2011年頃から、スタートアップという言葉をよく見聞きするようになり、ベンチャー企業への投資を専門に行うベンチャーキャピタルファンドの数も増えてきました。

アメリカのシリコンバレーのITベンチャーの特にシードステージの会社をスタートアップと呼称する事が多いようで、日本でも最近では、ベンチャー企業という表現よりも、スタートアップという呼称の方がクールだという空気感があります。

いわゆるスタートアップ企業が、ベンチャーキャピタルから投資を受けると、まず最初に何を行うかというと採用なわけです。

ベンチャーキャピタルに投資を受けるための事業計画書を提出する際には、費用として、採用予定の人材の人件費はもちろん、人材紹介会社向けの採用フィーも事前に想定して計上しておくのが主流という話もよく聞きます。

そんなわけで、弊社にも大手ベンチャーキャピタルのパートナーの方や、彼らから投資を受けたスタートアップ・ITベンチャー企業の経営者から、人材を探してほしい、という依頼がとても増えています。

それと同時に、転職者の方からも、ベンチャーやスタートアップに転職を考えているものの、どのように見極めるべきかわからないといった相談をいただく機会が増えました。

以下にもベンチャー企業への転職を考える際のポイント記載しましたが、改めて考えてみたいと思います。

・ベンチャー企業への転職求人の探し方の3つのポイント

・スタートアップに転職する人の特徴と転職する上での注意点!

転職先としてのベンチャー・スタートアップ

転職先としての、ベンチャー・スタートアップをあえて評価するのであれば、

合理的な観点では、あまり魅力はないかもしれません。

給与や安定性、勤務時間など、いわゆる大手企業の方が、恵まれている事が多いというのが実態です。

それでも、ベンチャー企業やスタートアップに魅力を感じる理由は何でしょうか?

これを第三者に聞いてしまうのだとすれば、ベンチャーへの転職は考えなおした方が良いかもしれません。

合理的な理由だけではない自分ならではのベンチャー企業での就業に求める事は何か?

これをしっかり見定める事が重要です。

とは言え、それを言ってしまうと元も子もないため、以下にまとめてみました。

  • 意思決定権者が近い
  • 業務範囲が広い
  • 権限を行使しやすい
  • 無駄なルールや体裁が少ない

自分の身近に意思決定権者がいる事がメリットになる事が多いと思います。

自分自身の意見を直接提案し、実現できる確度・チャンスが増えますし、

業務上の課題や違和感も、直接確認して説明してもらいやすいためです。

業務範囲が広いという点も、見ようによっては魅力です。

大きな組織ではどうしても縦割りで、分業制となってしまいます。

これは、やりがいという観点と、転職を考える際の汎用性という点で不安が残ります。

権限を行使しやすいというのは、ベンチャー企業は、まだ組織が小さく、仕組み化されていないため、

社長・役員とその他の社員といった鍋蓋組織である事が多いです。

そうすると何からなにまで社長に決済・稟議を通していると、キリがないため、社員一人ひとりの判断で意思決定を求められる機会が多いです。

これもやりがいや、意思決定力を磨く機会となります。

無駄なルールや体裁が少ない事も、上記と関連して、自由度が高くやりがいを感じやすい事もありますが、自分の頭で考えて決めるという機会が非常に多い事で、ビジネスパーソンとしての戦闘能力が非常に高まるという事は、目には見えないですが、大きな価値となるでしょう。

この経験スキルは大手企業など他社へ行っても、独立起業しても、最も役に立つスキルであるためです。

簡素な説明にはなってしまいましたが、今後、未上場企業への数十億単位の投資も珍しくなっていき、スタートアップ・ベンチャーが多くの雇用を担う機会が増えてくるに従い、同時に「こんなはずじゃなかった・・・!」と思う人が出てこないよう、上記を念頭において転職やキャリア形成を考えてみていただければと思います。

それでは。