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宴が始まる! NBA ALL STAR WEEK

林壮一ノンフィクションライター
昨年のオールスターの1シーン(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 今年もNBAオールスターの季節となった。会場はユタ州ソルトレイクシティ。2023年は17カ国から25人のインターナショナルプレーヤーが参加する。この数は、過去最多であるとNBA事務局が発表した。

 オールスターゲームのスターターだけでも6人の外国籍プレーヤーが選出されている。世界的なバスケットボールの祭典は、214の国と地域にテレビ、パソコン、携帯電話、タブレットなどで発信される。放送言語は60。これまた過去最多となるそうだ。

今回キャプテンを務めるヤニス・アンテトクンポ。昨年の写真から
今回キャプテンを務めるヤニス・アンテトクンポ。昨年の写真から写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 東西カンファレンスで最多得票を獲得したヤニス・アンテトクンポ(ミルウォーキー・バックス、ギリシャ、ナイジェリア出身)と"KING"レブロン・ジェームズがそれぞれ、キャプテンを務める。

  アンテトクンポに加え、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス、スロベニア)、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・76ers、カメルーン)、カイリー・アービング(マーベリックス、オーストラリア)、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ、セルビア)、ラウリ・マルカネン(ユタ・ジャズ、フィンランド)が先発出場する。

ラウリ・マルカネン
ラウリ・マルカネン写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 ラウリ・マルカネンは、フィンランド出身選手として初めてNBAオールスターゲーム出場を果たす。

 また、シャイ・ギルゲウス・アレキサンダー(オクラホマシティ・サンダー、カナダ)、ドマンタス・サボニス(サクラメント・キングス、リトアニア)、パスカル・シアカム(トロント・ラプターズ、カメルーン)はベンチスタートながらオールスターのコートに立つ。

当初、先発から外れたと報じられたがスターターとなったエンビード
当初、先発から外れたと報じられたがスターターとなったエンビード写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 米国東部時間17日の21時から行われるジョーダン・ライジング・スターズには、アメリカ国籍を持たない9人がプレーする予定だ。シディ・シソコ(NBA Gリーグ・イグナイト、フランス)、ジョシュ・ギディ(サンダー、オーストラリア)、モハベ・キング(NBA Gリーグ・イグナイト、オーストラリア)、ベネディクト・マチュラン(インディアナ・ペイサーズ、カナダ/ハイチ)、レナード・ミラー(NBA Gリーグ・イグナイト、カナダ)、アンドリュー・ネンブハード(NBA Gリーグ・イグナイト、オーストラリア)、アルペレン・シェンギュン(ヒューストン・ロケッツ、トルコ)、ジェレミー・ソーチャン(サンアントニオ・スパーズ、イギリス/ポーランド)、フランツ・ワグナー(オーランド・マジック、ドイツ)。

 ギディ、キング、マチュランは、いずれもNBAアカデミー・プログラムを受けて成長した。

アンテトクンポ兄弟
アンテトクンポ兄弟写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 3ポイント・コンテストには、マルカネンとバディ・フィールド(ペイサーズ;バハマ)。アンテトクンポ3兄弟の共演や、NBA Gリーグ・ネクストアップゲームにも24名中7名の海外選手が参加することとなっている。

 間もなく始まるバスケットボールの宴。会場には過去のスター選手も多く詰めかける。見逃すな!!

ノンフィクションライター

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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