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モハメド・アリを真似ながらデビュー以来24戦全勝のライト級

林壮一ノンフィクションライター
Stephanie Trapp/TGB Promotions

 WBAライト級3位、IBF6位、WBO10位のミシェル・リベラ(24)が先週末、8回戦に出場してデビュー以来24連勝を飾った。対戦相手のジェリー・ペレスも14勝(11KO)1敗の戦績をマークしていたが、79-72、79-72、80-71の完勝だった。

Stephanie Trapp/TGB Promotions
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 写真をご覧いただければお分かり頂けるように、リベラは髪型、トランクス、シューズとモハメド・アリを模倣している。

 接近戦での左ボディアッパー、顎への右アッパーは成長を感じさせたし、確かに傍目にはアリを思い浮かべるルックスであるが、スピードもテクニックも遠く及ばない。

Stephanie Trapp/TGB Promotions
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 ドミニカ人であるリベラは2019年6月21日に米国に進出し、今回が9戦目。そのうち7回が判定での勝利である。ペレスでは試合終了ゴング直前に右フックでダウンを奪ったものの、ハードパンチャーではない。

Stephanie Trapp/TGB Promotions
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 135パウンドのライト級は、日本国内でも実力者がひしめき合っている。11月1日に雌雄を決するWBC10位の中谷正義と同11位の吉野修一郎、またIBF14位の三代大訓、日本チャンピオンの宇津木秀。

 日本勢がステップアップを狙うのに、このWBA3位はチャンス大だと私は見る。

ノンフィクションライター

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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