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WBCスーパーウエルター級タイトル挑戦者決定戦の勝者

林壮一ノンフィクションライター
Photo:Amanda Westcott/SHOWTIME ルビン(右)

 現地時間19日に行われた「WBCスーパーウエルター級タイトル挑戦者決定戦」エリクソン・ルビンvs.テレル・ガウシャ戦は、118-110、116-112、115-113と、3-0の判定勝ちで9歳若いルビンが勝者となった。

Photo:Amanda Westcott/SHOWTIME
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 同ファイトは「WBCスーパーウエルター級シルバータイトル」として認められ、ルビンがベルトを巻き、自身の戦績を23勝(16KO)1敗とした。

 勝者、ルビンは言った。

 「俺は、明白に挑戦権を得た。154パウンドで、トップレベルのファイターを下したんだからな。この調子で頂点まで上ってみせるぜ」

Photo:Amanda Westcott/SHOWTIME
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 「最終ラウンド、ガウシャはかなりダメージを負っていた。KOも狙っていたけれど、慎重さも忘れなかった。彼はオリンピック選手であり、豊富な経験の持ち主だからね。今後もより良い選手を目指し、ジムでのトレーニングを続けていく」

Photo:Westcott/SHOWTIME
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 今回の勝利で、ルビンは26日に行われるWBC/WBA/IBF統一スーパーウエルター級タイトルマッチ、ジェイソン・ロサリオ(20勝14KO1敗1分)vs.ジャーメル・チャーロ(33勝17KO1敗)戦の勝者に挑む可能性が大となった。

https://news.yahoo.co.jp/byline/soichihayashisr/20200904-00196293/

Photo:Amanda Westcott/SHOWTIME
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 ルビンにとって唯一の黒星は、2017年10月14日にジャーメル・チャーロの持つWBCタイトルに挑み、ファーストラウンド2分41秒でノックアウトされたものである。

Photo:Westcott/SHOWTIME
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 内容はワンサイドであったが、リベンジを誓うルビンは強気だ。

 「26日の統一戦はチャーロが勝つだろう。リマッチに向けて準備は万全だ。前回の敗北以降、俺は様々な部分で成長している。今、俺のコーナーには超一流のトレーナーであるケビン・クニングハムがいるんだ。長年指導してくれているジェイソン・カラーザと共に、ケビンにも支えてもらっているから、前回よりもずっと強くなっているぜ!」

Photo:Amanda Westcott/SHOWTIME
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 来週の統一戦も、今後の154パウンドの行方も楽しみである。コロナ禍で沈むボクシング界を活性化するファイトを期待したい。

ノンフィクションライター

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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