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田村淳がメンタリストDaiGoに謝罪。心理戦のやらせ疑惑指摘で「確証がない」

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
謝罪する田村淳さん。YouTubeより。筆者キャプチャ。

 お笑いタレントの田村淳さんが8月21日、自身のYouTubeチャンネル『田村淳の休日』でメンタリストDaiGo氏に対して謝罪を発表しました。

『ロンブーチャンネル』でDaiGo氏のやらせ疑惑を発言

 謝罪の原因となったのは、YouTubeチャンネル『ロンブーチャンネル』で8月19日にライブ配信で行ったDaiGo氏への発言です。

 田村淳さんはこのライブ配信で視聴者からDaiGo氏の炎上について聞かれた際、「炎上については仕方がない。(発言の)どこを取っても守ってあげたいという部分がひとつもない」と自身の考えを語りました。

 そしてその話の流れで過去に番組で共演した際、出演者が選んだカードをDaiGo氏がメンタリストとして当てる“心理戦”を行っているときに、マネージャーらしき人が合図を出しているところを見たと暴露。

 この発言により「DaiGo氏の心理戦はやらせだったのか」という感想がネットやSNSに広がりました。

田村淳「確証がないのに触れたのはよくなかった」

 しかしその後の21日、田村淳さんは「謝罪」というタイトルで動画を公開。

 19日に行ったライブ配信でDaiGo氏に触れた際、「一切支持できない」と発言したことについては変わらないものの、その後の共演での話は「確証がないのに、そのことについて触れたことは良くないなということで、謝罪したいと思います」と語り、「謝罪します。申し訳ありませんでした」と頭を下げました。

炎上しているが、DaiGo氏へのやらせ指摘は証拠がない

 やらせかどうか証拠がないにもかかわらず、「心理戦がやらせだった」との情報が広がったのは発言した田村淳さんの責任であるため、謝罪したのは良いことだと思います。

 DaiGo氏は「ホームレスの命はどうでもいい」発言で炎上し、現在も批判され続けていますが、心理戦がやらせだったのかどうかはわかっていません。

 この件でDaiGo氏を批判する行為はやめるべきでしょう。

 例の発言については筆者も批判している立場ですが、だからといって証拠もないことで叩かれて良いわけではありません。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。スマホ、ネットの話題や炎上などが専門。ファクトチェック団体『インファクト』編集員としてデマの検証も行っています。最近はYouTubeでの活動も。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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