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新型コロナウイルスの影響で一時閉店していたアップルストア福岡と名古屋が5月27日より営業再開へ

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
ソーシャルディスタンスが確保された店内イメージ。アップルより

 新型コロナウイルスの影響で一時閉店していた日本国内のアップルストアのうち、緊急事態宣言が解除された福岡県と愛知県の2店舗の営業再開が発表されました。

Apple 福岡と名古屋栄が5月27日より営業開始

 アップルジャパンは、緊急事態宣言が解除された福岡県の『Apple 福岡』と、愛知県の『Apple 名古屋栄』の2店舗の営業を5月27日より再開すると発表しました。

 日本国内のアップルストアはいずれも3月15日から一時閉店の状態が続いていましたが、約2ヶ月ぶりに一部の店舗とは言え営業が再開されるようです。

 ただし、以前と変わらずというわけにはいかず、様々な感染対策が準備されています。

短縮営業や入店制限、体温チェックなどを実施

 新型コロナウイルスへの感染を防ぐために、営業が再開される2店舗では次のような対策を取るとのことです。

  • 営業時間の短縮(12時から20時まで)
  • 入店できる人数の制限
  • 入店前の検温
  • 入店前に咳や発熱がないかの健康状態の確認
  • スタッフ、客のマスク着用必須
  • 店舗内のソーシャルディスタンスの確保(店舗の模様替えによるスペースの確保)

 営業再開とは言え、これまで通りではないのが現状です。

 詳しくはアップルの人事担当シニアバイスプレジデントのディアドラ・オブライエンによるレターを参照してください。

オンラインや電話サポートの利用がおすすめ

 アップルストアの営業再開ということで足を運びたくなる人は多そうですが、筆者としてはオンラインや電話でのサポートをおすすめします。

 「実際に端末を触りたい」以外の理由、たとえばiPhoneの購入や修理、困ったときのサポートなどはオンラインや電話ですべて完結します。

 混み合う可能性の高い店舗に行き、新型コロナウイルスに感染するリスクを取るよりは、いますぐできるオンラインや電話での手続きを利用しましょう。

 また、どうしても店舗に行く場合も予約をおすすめします。

 アップルストアでは「密」を避けるために、かなり厳しい入店制限をかけているようです。5月5日に営業が再開されたオーストラリアの店舗では、店内にかなりスペースがあるにもかかわらず、店外にソーシャルディスタンスを確保(2メートルとの話)した行列ができていることを確認できます。

 こうした行列に長時間並ぶことも感染リスクを高めると考えられるため、できればオンラインでの手続きを。どうしても行くのであればWebページなどから予約を入れることをおすすめします。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。スマホ、ネットの話題や炎上などが専門。ファクトチェック団体『インファクト』編集員としてデマの検証も行っています。最近はYouTubeでの活動も。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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