iPhone Xの値段、ドコモ・au・ソフトバンク出揃う。予約は10月27日から

(写真:ロイター/アフロ)

 Appleが11月3日(金)より発売予定の最新スマートフォン『iPhone X(テン)』の値段が、auとソフトバンクからも発表されました。これでドコモを含めた各キャリアの値段が出揃ったことになります。

 まずは一括で購入した場合のiPhone Xの値段を並べてみましょう。

iPhone Xの値段

iPhone Xの値段一覧表(筆者作成)
iPhone Xの値段一覧表(筆者作成)

 一括で購入する場合はAppleから直接買うのが一番安く、キャリアではドコモ、au、ソフトバンクの順になります。

 もちろんキャリアで購入する場合はキャリア独自の割引があるため、いわゆる「2年間の実質負担額」は一括で購入するよりも安くなります。

 そこで、次は2年間の割賦契約で購入した場合の値段を並べてみます(Appleは割引がないため除く)。

iPhone Xの実質負担額(機種代金のみ)

iPhone Xの実質負担額一覧表(筆者作成)
iPhone Xの実質負担額一覧表(筆者作成)

 どのキャリアも値段が大きく下がり、とくに一括購入では最高値だったソフトバンクが最安値になるという逆転現象が起きています。

 また、auはMNPだとソフトバンクとほぼ値段が変わらないものの、新規契約と機種変更では負担額が上がることが分かります。

 そして通常であれば値段の比較はこれで終了なのですが、iPhone Xからはauとソフトバンクにのみ機種代の実質負担額が変わる新プランが存在します。

 それがauの「アップグレードプログラムEX」、ソフトバンクの「半額サポート for iPhone」です。

旧機種を回収する代わりに半額を割引する新プラン

 アップグレードプログラムEXと半額サポート for iPhoneは細かい部分では異なりますが、大まかな特徴は次の通りです。

  • 48回払いの割賦契約(4年契約)
  • 25ヶ月目に機種変更すると、残りの24回分の機種代金を免除
  • 機種変更時に旧機種をキャリアが回収する

 どちらのプランも2年サイクルで機種を買い換える既存ユーザー向けのプランです(1年サイクルで買い換えるプランもありますが、複雑になるため割愛します)。

 そして、このプランに加入した場合の実質負担額は次のようになります。

iPhone Xの実質負担額一覧表(下取りプログラム時。筆者作成)
iPhone Xの実質負担額一覧表(下取りプログラム時。筆者作成)

 ソフトバンクの実質負担額がガクッと下がった反面、auの実質負担額は2年間の割賦契約時と変わらないことに驚かれると思います。

 これはauのアップグレードプログラムEXは月額390円かかるうえに、機種代金の割引サービスである「毎月割」が適用されないのに対し、ソフトバンクの半額サポート for iPhoneは「月月割(auの毎月割と同じ割引サービス)」が適用されることが関係しています。

 これだけだと「なんだ、ソフトバンクの方がお得じゃないか」と思われるでしょうが、この表は機種代金の実質負担額であり、通話やデータなどの料金プランの値段は含まれていません。つまり、これに月額料金がプラスされます。

 そしてその場合auは「auピタットプラン」というデータ通信をあまり使わない人向けの安い料金プランや、同プランを契約した人向けの割引サービスを用意しているため、最小プラン構成であれば2年間の支払総額はソフトバンクよりも安くなります。

 ただ、ハッキリ言ってユーザーによって最適な料金プランは異なりますし、そもそもアップグレードプログラムEXも半額サポート for iPhoneも旧機種が回収される&ほかのキャリアに乗り換えた場合に損をするためオススメできません。

 今回は機種代金のみに絞って取り上げましたが、auとソフトバンクの料金体系は複雑になっていく一方で理解するのが大変です。ドコモのほかのキャリアより高いけれど分かりやすいという方針は、「月額料金の最安にこだわらない」ユーザーにとってかなり助けになっていることでしょう。

 iPhone Xの予約は10月27日16時01分から開始されます。