iPhone 6s/6s Plusのメモリは2GB、iPad Proは同4GBか。開発ツールから判明
『iPhone 6s/6s Plus』が搭載しているメモリは、「2GB」であることが開発者向けツール『Xcode 7 GM』の情報から判明しました。
この情報はアプリ開発者のHamza Sood氏が明らかにしたもので、同氏によると開発者向けツール内の設定情報から読み取ったとのことです。『iPhone 6/6 Plus』の搭載メモリは1GBのため、倍になったことになります。
- Hamza SoodさんはTwitterを使っています: "Not much of a surprise but Xcode confirms 2GB of RAM for the 6s (and 6s plus), and 4GB for the iPad Pro http://t.co/X8Ym4DtamS"
- Hamza SoodさんはTwitterを使っています: "The image asset is chosen based on the memoryClass key in the simdevicetype’s capabilities.plist. 0 = <1GB, 1 = 1GB, 2 = 2GB, 3 = 4GB."
iPad Proは4GB
また、これと合わせて『iPad Pro』の搭載メモリが「4GB」であることも読み取られています。ただ、iPad Proについては『Adobe』がプレスリリースにて「4GBである」ことを先にお漏らししてしまっており、今回の件はその情報を補強したかたちです。
メモリが増えると何が良いの?
iPhoneに搭載されるメモリの容量が増えれば、多くのアプリを同時に扱えるようになります。iPhoneはアプリを終了させてもバックグラウンドで起動しているため、アプリを多く起動すると動作が遅くなってしまいます。
そのため、「メモリ解放アプリ」で起動済みのアプリが使用しているメモリを解放し、メモリの空き容量を確保することがヘビーユーザーのあいだでは当たり前になっています。その空き容量が1GB分、増えたのです。
単純にメモリが倍になっただけのように思われるかもしれませんが、メモリはアプリだけではなくシステム(iOS)も使用しています。そして、このシステムが使用しているメモリは解放できません。
iPhone 6s/6s Plusで増えた1GB分は、そのほとんどがアプリでのみの使用に回されると考えられます(iOS 9へのアップグレードや6s/6s Plus固有の機能でメモリ使用が増える可能性もありますが)。このため、ユーザーのアプリの体感速度はかなり向上すると思われます。
たくさんのアプリを使う人は、iPhone 6s/6s Plusに乗り換えるとそのサクサク感を味わえるでしょう。