Jリーグ再開延期がアジアにも影響か。新型コロナでACLも事実上、再開不可能?

水原対神戸の試合は開催されたが…(写真:スポーツソウル)

Jリーグの5月末までの公式戦延期の発表は韓国でも報じられている。

「感染者発生のJリーグ、3度目のリーグ再開延期…5月末までSTOP」(『ソウル新聞』)、「選手感染に非常事態宣言、練習も止まったJリーグ、5月再開が事実上不可能に」(『スポーツ朝鮮』)などで、韓国日報は日本メディアの報道を引用しながら、「コロナ直撃を受けたJリーグ、7月再開も検討か」とも紹介した。

こうした状況を受けて、韓国で関心を集めているのがアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の行方だ。

AFCは今年2月、新型コロナウイルスに揺れた中国クラブが属する4試合だけを4月から5月に延期。その後、3月から世界的に新型コロナの影響が大きくなったため、グループリーグの第3~第6ラウンドの日程を5月以降に延期しているが、Jリーグが5月末までの延期を決めたことで、ACLも再開できないのではないかという見方が強まっている。

(参考記事:「日本発のコロナ脅威でACLを再開できない」と韓国紙。日本発でACL時計は止まるのか)

実際、Kリーグ関係者からACLの今後に関する声がいくつが出ている。

『スポーツソウル』がKリーグのクラブ支援セクションを担当するパク・ソンギュンチーム長に取材したところによると、「AFC(アジアサッカー連盟)は3月20日頃、新しい日程を発表しようとした。しかし東京五輪の延期に関する話が盛んに行われていた時期だったので、慎重に見守っていたという。結局、東京五輪が延期されたが、こうした状況で5月からACLを再開するのが正しいかについて、内部的に頭を悩ませている」という。

パク・ソンギュン・チーム長によると、「ACLは国際的なクラブ対抗戦。日程を延ばせば調節は容易でない。無観客試合でも強行すべき」という意見もあったそうだが、東京五輪をはじめとする世界的スポーツイベントが次々と中止・延期している状況で、AFCも再開について慎重になっているという。

そんな中で昨日、Jリーグの三度の再開延期が決まったことで、ACLの再開がより一層難しくなったではないかという見方が韓国メディアの間で強まっている。

「Jリーグのクラブは、東アジアのグループリーグの3つの組に含まれている。事実上、3つのグループが5月末までは続行できないだろう」としたのは、『スポーツソウル』サッカー班のチョン・ダウォ記者だ。

チョン・ダウォ記者が最近取材した韓国のサッカー関係者も、「もはや正常通りにACLの日程を消化することは難しいと思われる。新型コロナへの対応策が国の状況によってそれぞれ異なるため、十分に見守る必要がありそうだ。日本が最も深刻であるため、それが最大の急所となりそうだ」と言っていたというのだ。

はてしてACLは今後どうなるのか。韓国では大会そのものの中止はないとしても、規模縮小か秋春制への変更もあるのではないかと予想しているが…。