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「世界で最も美しい顔100人」は日本は7人、韓国は15人。だが例年に比べると…

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
6年連続韓国最高位を守ったナナ(写真提供=SPORTS KOREA)

年末の恒例となっている「世界で最も美しい顔100人 2019」が発表された。アメリカの映画批評サイト『TC Candler』が発表するもので、12月28日に同サイトのYouTubeやインクスタグラムなどで発表となった。

2019年の1位に輝いたのは日本でも絶大な人気を誇る多国籍グループTWICEのメンバーで、台湾出身のツウィ。2017年には3位、2018年には2位だったツウィがついに堂々の1位に輝いた。

日本からは女優の山本舞香が22位、モデルで女優の小松菜奈が41位、TWICEのサナ(湊崎紗夏)が48位、女優の石原さとみが62位、AKB48・STU48の岡田奈々が65位、モデルのNikiが76位、TWICEのミナが91位となった。

韓国芸能界で活動するアイドルは19名!!

昨年は5名だったが今年は7名に増えたわけだが、韓国も増えている。昨年は14名がランクインしているが、今年は15名が選ばれた。

(参考記事:2019年の「世界で最も美しい顔100人」に選ばれた、韓国芸能界の美女を一挙紹介!!【PHOTO】)

韓国の最高位は7位のナナだ。ガールズグループのAFTER SCHOLL出身で、今年は『キル・イット』、『ジャスティス』といったドラマで女優としても活躍した。

ナナは2014年と2015年に同ラングで堂々の1位に輝いており、2016年度は3位だった。2017年は5位、2018年は6位、そして今年は7位と順位は落としたが、6年連続で韓国トップの座を守った。

そのほか韓国からは、MOMOLANDのナンシーが13位、OH MY GIRLSのユアが15位、BLACKPINKのジェニー(キム・ジェニ)が19位、MAMAMOOのソラが24位、Red Velvetのスルギが27位、Red Velvetのアイリーンが51位、少女時代のテヨンが54位、女優兼歌手のペ・スジが60位、BLACKPINKのロゼが66位、ITZYのユナが68位、TWICEのダヒョンが73位、BLACKPINKのジスが80位、ITZYのイェジが86位、Gugudanのセジョンが99位にランクインした。

計15名。これに前出のTWICEやツウィ(1位)やタイ出身のBLACKPINKリサ(3位)、そして日本出身のTWICEのサナ(湊崎紗夏/48位)、TWICEのミナ(91位)も含めると、韓国芸能界で活動するアイドルが19名もランクインしたことになる。

BLACKPINKに至ってはジスが80位、ロゼが66位、ジェニーが19位、そしてタイ出身のリサが3位と全メンバーがランクインしている。

今年は女優ゼロもノミネートは40名以上

もっとも、今年は韓国のランキング常連たちも順位を落としたり、圏外になっている。

ジェニー(13位→19位)、スルギ(20位→27位)、アイリーン(41位→51位)、テヨン(49位→54位)、スジ(58位→60位)などで昨年ランク入りしたTWICEのジョンヨン、TWICEのナヨン、IZ*ONEのウォニョンは圏外だ。

そのほか、TWICEのチェヨン、ジヒョ、モモ、少女時代のユナ、A-PINKのソン・ナウン、ウンジ、Red Velvetのジョイ、ITZYのリュジン、AOAのソリョン、G-FRIENDのソウォン、OH MY GIRLS のアリン、f(X)のクリスタル、CherryBulletのユジュ、元MOMOLANDのヨンウ、元2NE1のダラ、元IOIのチョン・ソミ、LOONA(今月の少女)のジンソル、FANATICSのドア、Weki Mekiのキム・ドヨンといったK-POPガールズグループのメンバーたちもノミネートはされたが、ランキング入りしなかった。

個人的に目を引いたのは女優がひとりも選ばれなかったこと。同ランキングの常連だった女優のソン・ヘギョはもちろん、昨年はランク入りしたイ・ソンギョン、コ・アラも選ばれなかった。

キム・ゴウン、ソン・イェジン、キム・ジウォン、チャン・ヒリョン、チョン・ユジン、キム・セロンら女優たちもノミネートされたが圏外。2年前に88位でランクインした女優のパク・シネはノミネートすらされなかった。

同ランキングはこれまでも多くのK-POPガールズアイドルたちがノミネートされたり、トップ100入りをしてきたが、今年もその傾向は変わらなかったというわけだ。

韓国で理想的なオルチャン(美顔)というとアイドルよりも女優たちの印象が強いが、「美しい顔」の基準が、欧米と韓国では異なるのだろう。

いずれにしても、今年も発表された「世界で最も美しい顔」。その選出基準はもちろん、主催している『TC Candler』の存在自体に関して様々な意見があるが、今年もきっと何かと話題になることだけは間違いないだろう。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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