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最終回間近の韓国時代劇『オクニョ』の主演女優たちは今どうしているのか

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
韓国での制作会見での様子(写真提供=SPORTS KOREA)

NHK総合テレビで毎週日曜日夜に放映されてきた韓国時代劇ドラマ『オクニョ 運命の女(ひと)』。昨年4月8日の第1話放送から始まり、気が付くと本日3月31日放送分で第49話となる。

物語はいよいよクライマックスを迎えることになるが、あまり詳しいことを触れてしまうとネタバレになってしまうのでここでは避けるが、意外に気になるのは出演俳優たちの現在ではないだろうか。ファンになると、ドラマを通じて知った女優や俳優たちの現状は何かと気になるものだ。

まして『オクニョ』は韓国では2016年4月30日~11月6日まで放送されたドラマ。番組終了から、かれこれ3年が過ぎているだけに出演俳優たちにもさまざまな変化がある。

例えば主人公オクニョを演じたチン・セヨンだ。韓国では『オクニョ』主演で知名度が一気に高まり、2016年MBC演技大賞では優秀賞を受賞。その後、大手新聞社『朝鮮日報』系のケーブルテレビ局TV朝鮮の大作時代劇ドラマ『大君(テグン)愛を描く』に出演した。

(参考記事:秘蔵写真に韓国現地情報も。時代劇『オクニョ』主役の美人女優チン・セヨンとはどんな人物か

同作は邦題『不滅の恋人』というタイトルで3月3日からNHKのBSプレミアで放映が始まったので、ご覧になっている視聴者も多いだろう。ちなみにこのドラマは、韓国で2018年3月から同年5月6日まで放映された全20話作品。チン・セヨンはすでに新しい作品に取り組んでいる。

それが今年2月11日からMBCで放映中のドラマ『アイテム』だ。同作は超能力を巡る陰謀を描いたミステリアスな現代劇で、チン・ヨセンは冷徹なプロファイラー役を演じている。時代劇での彼女を見慣れてきたファンからすると新鮮なはずだ。

チン・セヨンの変化もさることながら、ドラマ『オクニョ』で彼女の少女時代を演じたチョン・ダビンにも変化がある。

『オクニョ』制作時はまだ中学生だったが、今では立派に成人して女優として活躍中。彼女の同年代には、日韓グローバルアイドルグループIZ*ONEのキム・チェウォンなどがおり、チョン・ダビンは彼女らとともに韓国では“奇跡の世代”といわれている。

(参考記事:韓国版“奇跡の世代”。2019年に“成人”となる女優・アイドル一挙紹介!

劇中で憎たらしいほどの存在感を放ったチョン・ナンジョンを演じた女優パク・チュミのその後も、気になるところだろう。劇中では鋭い眼光で常に悪事を企み憎たらしいが、その妖艶な悪女っぶりに不思議と引き寄せられてしまった視聴者たちも多いのではないだろうか。

実はパク・チュミはもともと、かつて“国民の初恋”といわれた時期もあったほどで、化粧品会社のCMにも引っ張りだこ。その姿はドラマ『オクニョ』とのギャップの激しさを感じさせるほど、麗しくて美しい。

(参考記事:「本当に40代!?」時代劇『オクニョ』の悪女チョン・ナンジョン役パク・チュミの美しき秘蔵写真

そんなパク・チュミも今年で結婚18年目。17歳と12歳の息子を持つ母でもある。『オクニョ』以降も女優活動を続けており、今年2月にはキム・ユンソク、ユ・ヘジン、チュウォンら実力派俳優たちが属する役者専門の芸能事務所ファイブラザースコリアに移籍している。

ちなみにユン・テウォンを演じた俳優コ・スも実力派の役者たちが揃う芸能事務所に所属している。コ・スが属するのは、イ・ビョンホン、ユ・ジテ、ヤン・イクチュンら属するBHエンターテインメントだ。

コ・スとのインタビューは本欄でも紹介したが、『オクニョ』終了後、彼は『ラスト・プリンセス大韓帝国最後の皇女』『ルシッドドリーム』『天命の城』としばらくの間、スクリーンでの活動に専念。昨年秋にSBSの『胸部外科 心臓を盗んだ医師たち』に主演し、2年ぶりにドラマの世界で戻って好評を得た。

ドラマで好評を得たという点では、コ・ス演じたユン・テウォンの父親にして悪の権化であるユン・ウォニョンを演じた俳優チョン・ジュノも同じだろう。

『オクニョ』以降、演技者よりもバラエティ番組への出演が多かったが、満を持して3年ぶりに出演したドラマ『SKYキャッスル』が韓国で社会現象を巻き起こすほど大ヒットとなり、チョン・ジュノも“当たり役”として脚光を浴びている状態だ。

このように韓国でのドラマ放映終了から3年が過ぎても、第一線でバリバリ活躍している『オクニョ』の人たち。NHK総合チャンネルでの放映は残すところあとわずかとなってしまったが、劇中世界を生きるキャラクターたちにたっぷりと感情移入しながら、最後の最後まで『オクニョ』ワールドを楽しみたいものだ。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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