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大胆衣装も披露!!「今年期待の美ボディ女神」とされるユン・ダヨンの健康美はどう作られたのか

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
ユン・ダヨン(写真提供:SPOMAX/MUSCLE MANIA KOREA)

日本と同じくフィットネスブームが盛り上がる韓国で、ひとりの女性が注目を集めている。ユン・ダヨンがその人だ。

メディア露出も増えて話題の美ボディ

スポーツジムでトレーナーを務めるユン・ダヨンは、昨年10月に開催された韓国最高峰のフィットネス大会『マッスルマニア』で2部門受賞。

翌11月には、アメリカ・ラスベガスで行われた『マッスルマニア』世界大会で、ミズ・ビキニ・ミディアム部門3位入賞を果たし、その健康美が関心を集めている。

『マッスルマニア』からは日本の雑誌でグラビアも披露したイ・ヨンファらフィットネスタレントが多数輩出されてきたが、ユン・ダヨンも受賞をきっかけに複数のテレビ番組からオファーが舞い込むようになったという。

またメディア露出も増えており、最近は人気マッスル美女のキム・ハンソルとともに登場したフィットネス誌『MAXQ』の「インナーウェア撮影会」も話題になった。

(参考記事:人気マッスル美女が競演する「インナーウェア撮影会」に潜入してきた!!【PHOTO】

『MAXQ』関係者も、「2019年はユン・ダヨンとキム・ハンソルの年になるだろう」と絶賛する逸材だが、その健康美はどのようにして作り上げられたのか。

ユン・ダヨンとソウルで行ったインタビュー第2回の今回は、その美ボディの秘密に迫りたい。

“7大マッスル美女”との共通点

現在より10kg太っていた時期もあったというユン・ダヨン。そのコンプレックスが肉体改造のきっかけにもなったというが、当然ながら、最初からハードなトレーニングをこなせたわけではなかったという。

「誰もがそうですが、最初にジムに行ったときは、ランニングマシンとエアロバイク、腹筋、ストレッチをして終わりでした。私も初めは初心者だったんです。バーベルもまったく上げられなかった。ウェイトトレーニングは一番嫌いでしたね。

それでも、全然できないデッドリフトをどうにかやって、スクワットを続けてみると、2カ月後にはウェイトトレーニングも一通りできるようになったんです。あの変化には驚きましたね」

現在は、どんなトレーニングを行っているのか。

「普段はウェイトトレーニングを一日30分やっています。今日は上半身、明日は下半身と交互に。体脂肪を落とすために、インターバル・トレーニングも行っています。

ただ、基本としているのはストレッチです。

体作りというとウェイトトレーニングに注目が集まりがちですが、私はすべての基本はストレッチだと思うんです。運動前には必ず20~30分ストレッチをしますし、コンディションが良くないときはストレッチだけを1時間行うこともありますよ」

同じようなことを、以前インタビューしたイ・フィジンも言っていた。

イ・フィジンは、現役女子大生にして“韓国7大マッスル美女”のひとりに数えられているが、「ストレッチはとても重要です。怪我をしたら元も子もないですし、ストレッチを怠ると筋肉痛もひどくなる。骨盤も歪んでしまいます」と、ストレッチの重要性を説いていた。

ストレッチというと、地味で面倒なイメージもあるかもしれないが、基本的なことこそ大切にしなければならないというのは韓国マッスル美女の共通認識でもあるのだろう。

ただ、ユン・ダヨンの美ボディは、トレーニングだけで作られたものではないという。

「食事管理も徹底しています。もともと辛い料理やチキンが大好きで、夜にもたくさん食べていましたが、身体を鍛え始めてからは、食習慣も変わりましたね。

特にトッポギやポックム(炒め物)、チゲなど、コチュジャンが入っているものも食べないようにしています。コチュジャンなどジャン(醤)類が入っているものは太りやすいんですよ。今はキャベツやブロッコリー、鶏むね肉などを中心に食べています」

大胆衣装が注目

日々のトレーニングと食事管理を通じて美ボディを作り上げたユン・ダヨンだが、何より興味深かったのは、『マッスルマニア』出場時の衣装の話だ。

当時は、胸元に大胆な切れ目の入ったドレスや、ビーズで装飾された豪華なビキニで登場して話題を呼んでいたが、衣装にはこだわりがあったと話す。

(参考記事:世界レベルの美ボディは必見!! テレビ出演も決まった女神ユン・ダヨンとは?【PHOTO】

「かわいらしく、それでいてセクシーなイメージにしたかったんです。衣装は自分でイチからデザインしたわけではないのですが、インターネットで検索して、自分が求めるスタイルのものをやっと見つけることができました。それを少し自分で手直ししたんです。

ワンピースの袖は切ってしまい、ビキニにはビーズを一つひとつ付けていきました。ヘアスタイルも、スポーツグラビアなどを見て自分に似合うものを研究しました」

『マッスルマニア』では、筋肉美だけでなく、見栄えやパフォーマンスなども審査されるが、こうしたユン・ダヨンの“ひと手間”も評価に影響したことは間違いないだろう。

「いい加減に運動すると健康な豚になる」

そんな努力の末に健康美を手に入れ、今ではフィットネス界で脚光を浴びるようになったユン・ダヨン。

目標にしていたという世界大会も成功裏に終え、現在はオフシーズンを迎えているそうだが、だからこそ彼女は「メリハリが大切です」と語る。

インタビュー中のユン・ダヨン(著者撮影)
インタビュー中のユン・ダヨン(著者撮影)

「プロ選手ではないので、一年中、運動を続けるのはなかなかできません。私は、シーズン中とオフシーズンで、トレーニングを分けています。シーズン中は目標を決めてしっかりとトレーニングをする。オフは体力を回復して、キープするという感じの運動する程度にとどめています。

“いい加減に運動して、いい加減に食事管理をする人は、健康な豚になる”という言葉があります。中途半端に運動をすると、むしろ食欲が出て太ってしまうんですね。実際に私もそれを経験しました。運動も食事管理もしっかりやってこそ意味があるので、メリハリを付けて、やるときはやって休むときは休むようにしています」

ユン・ダヨンが明かした自己管理法。「世界レベルの美ボディ」の裏には、さまざまな努力があることがうかがえたが、そんなユン・ダヨンに日本と韓国のフィットネスブームについても尋ねてみた。

身体を鍛える女性が増えていることを、彼女はどう見ているのか。次回はそのあたりについて紹介したい。(つづく)

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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