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最終回の山崎賢人主演『グッド・ドクター』が韓国でスタート。その期待度と評価は?

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
『グッド・ドクター』公式サイトより

山崎賢人主演ドラマ『グッド・ドクター』がいよいよ今日で最終回を迎える。初回から高視聴率をキープし、大きな反響を呼んだ作品だけに、いわゆる“ロス”に陥る人も少なくなさそうだ。

興味深いのは、最終回が放送される今日、韓国では奇しくも日本版『グッド・ドクター』の放送がスタートすることだろう。

同作が2015年に韓国KBSで放送された『グッド・ドクター』のリメイク作で、韓国との縁の深さは以前に本欄でも紹介した通りだ。『グッド・ドクター』も近年増えている日本と韓国のコンテンツ交流の一翼を担う作品だ。

(参考記事:【最新版】韓国でリメイクされた日本のドラマを一挙紹介。えっ、あのドラマまで!?

そんな『グッド・ドクター』日本版の放送を行うのは、ケーブルテレビ局の「チャンネルW」。日本の番組コンテンツを専門にするケーブルチャンネルで、『孤独のグルメ』『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』シリーズなど、日本の話題作を韓国の視聴者に届けてきたチャンネルだ。

チャンネルWは2016年に『逃げるは恥だが役に立つ』も放映しており、当時は火曜日の放送分を金曜日に“字幕なし”で流すという、異例の編成を組んでいた。

今回の『グッド・ドクター』は日本より3カ月遅れてのオンエアになったが、もともとオリジナルのファンだった韓国の視聴者たちも、山崎賢人主演の『グッド・ドクター』を楽しめるわけだ。

実は、日本版『グッド・ドクター』は日本でのオンエアを見た韓国の日本ドラマ・ファンから高い評価を得ている。

山崎賢人の演技力に対する絶賛はもちろん、韓国でお馴染みの女優・上野樹里も「原作よりキャラクターを際立たせる素晴らしい演技」と好評。韓国版では“美しい顔立ちランキング”の上位にあり、同性からも支持が多い人気女優ムン・チェウォンが上野樹里と同じ役回りを演じていたが、「それ以上」という評価もあるほどだ。

韓国のTV評論家も「脚色が印象的」と称賛するほどだから、そんな日本版の正式放送を待ち望んだ人も多かったことだろう。

(参考記事:山崎賢人主演『グッド・ドクター』、韓国の評論家も称賛。その違いと共通点とは?

まさに、日本における韓国ドラマのリメイク作としては『シグナル 長期未解決事件捜査班』に続く成功作といえる『グッド・ドクター』。

フジテレビ総合事業局コンテンツ事業室部長職の久保田哲史氏は、先週ソウルで行われた「BCWW(国際放送映像マーケット) FORMATS」に出席し、『グッド・ドクター』の成功をこう分析していた。

「日本は探偵物や医学など、様々なジャンルが充実している。『グッド・ドクター』は、このような日本のローカライズ能力が上手く相まって成功することができた。本当にいい作品だし、主人公役の俳優さんも素晴らしい演技を披露した」(『聯合ニュース』)

日本で韓国ドラマのリメイクが増え、成功事例も出てきている一方、韓国では相変わらず日本ドラマのリメイクが続く。

6月には小栗旬と石原さとみの主演で2012年に放映された『リッチマン、プアウーマン』のリメイク版『リッチマン』が放送されているし、来る10月から木村拓哉主演の『空から降る一億の星』や『最高の離婚』のリメイクが放送を控えているのだ。

『空から降る一億の星』の場合、韓国の日本ドラマ・ファンの間で“伝説の作品”と言われるだけに、リメイク版にも大きな注目が集まっている。

(参考記事:韓国版『空から降る一億の星』キャスト発表!! ソ・イングク&チョン・ソミン共演に期待高まる

また、映画『猟奇的な彼女』で知られるチャ・テヒョンと“ハリウッド女優”ペ・ドゥナが共演する『最高の離婚』も、期待作の1つだ。

活発になりつつある日韓のコンテンツ交流は今後、どんな展開を見せるか。引き続き動向を注視したい。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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