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少女時代が完全復活!? 新ユニット好ダッシュで証明された“K-POPクイーンの底力”

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
少女時代(写真:Lee Jae-Won/アフロ)

少女時代が健在ぶりを証明した。正確には、テヨン、サニー、ヒョヨン、ユリ、ユナの5人で結成された新ユニット「少女時代-Oh!GG」が、だ。

少女時代-Oh!GGは9月5日、iTunesなど各種音楽配信サイトでシングルアルバム『Lil' Touch』を発表。韓国国内はもちろん、海外のさまざまなチャートで1位を記録したという。

世界で活躍する“韓流女神”、“K-POPクイーン”

韓国大手スポーツ紙『スポーツ・ソウル』によれば、今回の楽曲は「iTunes総合アルバムチャートでブラジル、チリ、メキシコ、インドネシア、マレーシア、タイ、台湾、カンボジア、フィリピン、ベトナム、香港、シンガポールなど世界16の国や地域で1位」となったそうだ。

もともと少女時代は、人気メンバーのユナが中国ファッション誌でグラビアを飾るなど、ワールドワイドな活躍を見せていた。

(参考記事:【画像あり】少女時代ユナの最新グラビアが“韓流女神”すぎる!! 「清純でセクシー」「誇りに思う」

世界的な人気は証明されていたが、久しぶりの楽曲発表で改めて“K-POPクイーン”としてのパワーを見せ付けたといえるだろう。

ただそんな少女時代といえど、何もかもが順風満帆だったわけではない。特に2017年に解散の危機を迎えたことは、記憶に新しい。

“7年目の呪い”で解散も多いなかで

ティファニー、スヨン、ソヒョンが所属事務所(SMエンターテインメント)と再契約しなかったことで、「少女時代の解散はカウントダウンに入った」という声も多かった。

実際に韓国アイドルグループは、所属事務所との契約更新がうまくいかず、メンバーの脱退や解散という事態に陥ることが多い。4minute、RAINBOWなど解散したグループは枚挙に暇がなく、“7年目の呪い”という言葉があるほどだ。

つい先日、自殺未遂との“ガセネタ”が出回ったク・ハラが所属していたKARAもそのひとつといえるだろう。

(参考記事:「KARAク・ハラが自殺未遂?」「女優が遺体で発見?」韓国の芸能ガセネタが酷すぎる!!

そんなジンクスも乗り越えながら、デビュー10周年にメンバーが再契約を行わなかったことで、少女時代も解散となるかと思いきや、6年ぶりに新ユニットを発表して結果まで出しているのだから感服する。

それだけに気になるのは、今後の活動だろう。

音楽番組出演予定は“ない”!?

韓国メディアによれば、現在、少女時代-Oh!GGは音楽番組に出演する予定はないとのこと。ユニット活動が増えるようになればおのずと“事実上の解散”といった声も出てくるかもしれないとも憶測できるが、メンバーのスケジュール調整が合わないという理由は事実だろう。

というのも現在、ユナは映画、ユリはドラマの撮影中であるし、その他のメンバーもソロ活動を精力的に展開している。メンバーそれぞれが今も第一線で活躍しているのだ。メンバーが再契約をせず解散の危機ともされていたにもかかわらず、未だに人気を博している韓国ガールズグループは非常に珍しい。

振り返れば少女時代は、ガールズグループが雨後のタケノコのように生まれる韓国芸能界においても、一線を画する存在だった。

韓国女性アイドルがセクシー路線に走っていった時期も、度を超えたという評価はなかったはずだ。

(参考記事:もはや度を超えている!! 韓国女性アイドルがますますセクシー路線に走っていくワケ

いずれにしても、今回の新ユニットも上々のスタートを切ったというのだから、まだまだ少女時代の“時代”は続きそうだ。ユニット名に込められた意味のように、今後も“抜け目なく”活躍していくのか見守りたい。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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