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筋肉美女モデル“ゆんころ”の美ボディを称えた韓国フィットネス大会とは?

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
韓国の“美のアイコン”レイヤン(写真提供:TOVIS MEDIA)

韓国のフィットネス大会でグランプリに輝いた、日本の「筋肉美女」が注目を集めている。モデルや実業家などさまざまな顔を持つ小原優花のことで、“ゆんころ”というニックネームで知られている。

ド迫力な「筋肉美女」たちの大会

“ゆんころ”がグランプリに輝いた韓国の大会とは、「WBC fitness2017」。日本ではそれほどフィットネス大会が注目を集めることはないが、韓国では近年、さまざまなフィットネス大会が開かれている。

参加者の顔ぶれはバラエティに富んでいて、フィットネストレーナーやヨガ講師、ダンサーに弁護士、インテリアデザイナーに美容師、看護師、保育士などさまざまだ。

(参考記事:【写真20連発】韓国ソウルで行われた“マッスル美女”たちの大会がド迫力!!

そんなフィットネス大会と一口にいっても、各大会にはさまざまな部門がある。

ムキムキに鍛え上げた筋肉を披露する部門もあれば、美しいスタイルを競う部門もあり、“ゆんころ”がグランプリに輝いた部門は「スポーツモデルクラス」と「ビキニクラス」だという。

両部門は韓国フィットネス大会において、花形といえる部門だ。

グランプリに輝いたスポーツモデル部門とは?

例えば、韓国で人気の「筋肉美女」=“マッスル美女”の「スポーツモデル部門」でグランプリに輝いた人物といえば、チェ・ソルファがいる。

「けしからん!」という声が出るほど抜群のスタイルを誇り、そこに愛らしいルックスも備えているだけに“マッスル・クイーン”と呼ばれる人気者だ。

(参考記事:【画像あり】キュートでチャーミングなマッスル美女、チェ・ソルファの“けしからん肉体美”

他にも、ミスコリア出身“マッスル美女”キム・テリンなどが、スポーツモデル部門で結果を残してライジング・スターとして浮上している。

華やかさでいえば、「ビキニ」部門はさらに魅力的といえるかもしれない。

華やかなビキニ部門はさらにスゴい

現在はタレントとしても活躍する“脱アジア級ボディ”のレイヤンは、ビキニ部門の受賞者。美しいスタイルを目指す女性たちの憧れ的な存在で、彼女のSNSにアップされる写真を見て、モチベーションを上げる人も少なくないという。

(参考記事:“脱アジア級スタイル”で知られるレイヤンのSNSがスゴい!!

“ゆんころ”や韓国マッスル美女たちは、いずれもボディビルダーのような体ではなく、女性らしいくびれと美しいラインを備えている。要するに、引き締まった“美ボディ”なのだ。

では、審査の基準とはなんなのだろうか。韓国でもっとも権威あるフィットネス大会といえる「マッスルマニア」を例に挙げてみよう。

各部門では何を評価する?

まず「モデル部門」は、一般的なファッションモデルなどと違い、スタイルの良さに加え、健康的な美しさを兼ね備えていることが重視されていることが特徴だ。

『マッスルマニア』では、さらに種目が細分化されており、“スポーツモデル”部門と“ファッションモデル”部門、“マッスルモデル”部門でそれぞれ競われている。

もう一方の「ビキニ部門」は、「ミズ・ビキニ部門」のことで、女性だけが出場可能だ。

“マッスルマニアの華”とも呼ばれるこの部門では、ビキニが似合う女性であることを舞台で表現することが求められる。外見の美しさが絶対的な評価基準となっており、引き締まった筋肉とボディライン、そして個性が重視されている。

その他にも、個性的で美しい筋肉を審査する「ボディビルディング部門」や、彫刻のようなバランスの取れた肉体を理想形とする「マッスルマニア・クラシック部門」などがある。

“ゆんころ”は「スポーツモデルクラス」と「ビキニクラス」でグランプリを獲得したというだけに、女性らしい美ボディが評価されたといってもいいだろう。

いずれにしても、健康美を目指す女性たちにとってひとつの目標となっている韓国フィットネス大会。今後も出場する日本人女性は増えていくのかもしれない。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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