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イ・ボミ、キム・ハヌル、アン・シネら輩出したKLPGAが明らかにした仰天ビジョンとは?

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
韓国ツアー参戦時のイ・ボミ(写真提供=KLPGA)

KLPGAが40周年記念式で発表した壮大な目標

韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)が創立40周年記念式を行った。

5月14日、ソウル市内のホテルで行われた「KLPGA創立40周年記念式」には、歴代会長やスポンサー、マスコミ、そして先日日本でも話題になったイ・ジョンウン6をはじめとする“2018年度KLPGA広報モデル”など韓国女子ゴルファーら、合わせて400人余りが参加した。

普段は見せない韓国女子ゴルファーらのドレスアップ姿もマスコミに捉えられた。日本でプレーするイ・ボミやキム・ハヌルは駆けつけることができなかったが、韓国女子ゴルファーのドレス姿といえば「KLPGAアワード」が頭に思い浮かぶ。その華やかさに負けないゴージャスな記念行事になった。

(参考記事:韓国時代のイ・ボミ、アン・シネ、キム・ハヌルも!! 写真で振り返るKLPGAアワード名場面集!!

記念式では、創立50周年に向けた「ビジョン2028」も発表されている。後述するが、そのビジョンとは一言で、韓国女子ツアーを“グローバル・ナンバーワンツアー”にするというもの。

世界ナンバーワンを目指すとはまさに仰天の発表だが、そんな壮大なビジョンを高らかに宣言するところに、KLPGAの勢いを感じずにはいられない。

実力で世界を席巻する韓国女子ゴルフ

実際、韓国女子ゴルファーの実力は、世界的に証明されている。

女子ゴルフの世界ランキング1位はパク・インビ(5月14日付)であるし、今季のアメリカ女子ツアー11大会で、コ・ジンヨン、パク・インビ、チ・ウンヒ、パク・ソンヒョンと4人が優勝カップを掲げている。

日本女子ツアーでも韓国人プロたちの活躍は顕著だ。今季これまでの11大会でイ・ミニョン、アン・ソンジュ(2回)、申ジエと4大会を韓国女子ゴルファーが制している。

しかも、実力面だけではなく、日本では韓国女子ゴルファーの人気もすさまじい。

人気が再証明されたイ・ボミとアン・シネ

先週の『ほけんの窓口レディース』では、イ・ボミがベストスマイル賞とベストドレッサー賞のW受賞を達成。2年連続の賞金女王を達成してからは、なかなか調子が上がらない日々が続いているものの、その人気は絶大だ。

また、ベストスマイル賞の3位とベストドレッサー賞2位には、“セクシークイーン”ことアン・シネがランクインしている。

彼女のプレーや成績はもちろん、ゴルフウェアや発言に至るまで、まさに一挙手一投足が日本メディアに報じられており、韓国以上の人気なのではと感じてしまうほどだ。

(参考記事:【画像あり】ミニスカートでプレーするアン・シネのセクシーな一挙手一投足

イ・ボミやアン・シネなど韓国女子ゴルファーたちの衰えぬ人気ぶりを見ると、今後も新たに人気を集める韓国女子ゴルファーが誕生するのではないかと期待感も高まっていく。

韓国女子ツアーは賞金が250倍に

そして、そんな人気と実力の両方を備えた韓国女子ゴルファーたちを次々と輩出してきたのは、他でもなくKLPGAなのだ。

キム・サンヨル会長は40周年記念式で、「KLPGAはこの40年間、莫大な成長を成し遂げた。これからの10年は、これまでの伝統と経験、段階的な発展方案を通じて、真の“グローバル・ナンバーワンツアー”として定着させる」と語っていたが、それは決してメモリアル・イヤーを着飾るためのポーズでもないのだろう。

具体的には、「組織体系の持続的革新」「大会競争力の強化」「グローバルパートナーシップの強化」「社会的責任の実現」の4つの戦略に基づき、2021年までに“アジアゴルフのハブ”を、2025年までに“世界2大ツアー”を、そして10年後の2028年までには“グローバル・ナンバーワンツアー”を目指すと宣言したのだ。

なんとも壮大なビジョンだが、あながち誇大妄想とは言い切れない。

というのも、実際にKLPGAはこの40年で、驚異的な成長を遂げているからだ。

韓国プロゴルフ協会傘下だった女子部門がKLPGAとして独立したのは1988年。当時のツアー賞金総額と比べると、現在の賞金総額は250倍に増加。今ではアメリカ女子ツアー、日本女子ツアーに続く世界3位のツアーへと成長した。

しかも、最近では1部ツアーだけでなく、2部ツアーも盛り上がりを見せているのだから驚きだ。

2部ツアーには“次世代セクシーゴルファー”も!?

KLPGAの2部ツアーである「ドリームツアー」は今季、歴代最高のツアー賞金額でスタート。21大会が用意され、賞金総額も1大会で7000万ウォン(約700万円)~1億1000万ウォン(約1100万円)。賞金総額3億ウォン(約3000万円)の大会も2つも用意されている。

2部ツアーにも人気選手が少なくなく、例えば“次世代セクシーゴルファー”と話題を集めるユ・ヒョンジュなどが大きく注目されている。

韓国国内ツアーをより磐石にすることで、世界で活躍するトップ女子ゴルファーをますます多く輩出する予感が漂うのだ。

KLPGA創立40周年行事(写真提供=KLPGA)
KLPGA創立40周年行事(写真提供=KLPGA)

いずれにしても、今回開かれた40周年記念式で世界一のツアーを目指すとしたKLPGA。その目標を実現すべく日米韓で活躍する韓国女子ゴルファーたちに、ますます注目していきたい。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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