BIGBANGのSOLの場合はどうなる? 現役アイドルの結婚は韓国のほうが寛容的?
明日2月3日にめでたく結婚式を挙げる韓国のスーパーグループBIGBANGのSOL(テヤン)と女優ミン・ヒョリン。ともに韓国はもちろん、日本でもその名が知られるスターだけに、その挙式には大きな関心が集まるところだろう。
それにしても近年、韓国では芸能人同士のビッグカップルが増えている。昨年は1月に歌手RAINと人気女優キム・テヒが結婚、10月にはドラマ『太陽の末裔』で共演した俳優ソン・ジュンギと女優ソン・ヘギョがめでたくゴールインしている。
韓国ではスター同士が結びつくと“世紀の結婚”と呼ぶが、その“世紀の結婚”が毎年、いや半年に一度はあるような印象すらある。
(参考記事:新郎も新婦も韓流スター!! 韓国芸能界の“世紀の結婚”と呼ばれたビッグカップル列伝)
しかも、最近は結婚はおろか恋愛すらもご法度のように思われてきたK-POPアイドルたちも、躊躇なくウェディングベルを鳴らす。
今年1月4日には、FTISLANDのチェ・ミンファンが、女性アイドルグループLABOUMの元メンバーであるユルヒと結婚することを、自身のSNSで発表した。2人は昨年9月に恋愛関係であることを認めたが、まさにサプライズ発表だった。
もっとも、韓国で現役アイドルが結婚するのは、SOLやチェ・ミンファンが初めてではない。
例えばWander Girsのソネだ。今は解散してしまったWander Girsだが、全盛期は少女時代やKARAと人気を競い合ったグループで、ソネはそのリーダーたったが、2013年1月に23歳の若さで結婚している。
2014年9月にはSUPER JUNIORのソンミンがミュージカル女優キム・サウンと結婚。2015年11月にはU-KISSの最年少メンバー(当時22歳)だったドンホが、1歳年上の女性と結婚を発表。その半年後には元気な男の子を授かっている。
こうした前例があるため、SOLの結婚が発表されたとき(昨年12月18日)も大きな混乱は起きなかった。むしろファンたちがネットに書き込んだコメントを見ると、祝福・歓迎する意見が多かったほどだ。
韓国ファンの反応は、ある意味で日本とは対照的に映るかもしれない。昨年6月にNMB48のメンバーだった須藤凜々花が結婚を発表した際にも、両者の反応は対照的だった。
日本では現役アイドルの電撃結婚発表はさまざまな波紋を呼んだが、韓国ではファンたちも動揺しつつ、「何を騒いでいるんだ。アイドルが結婚しちゃダメなのか?」「そもそも恋愛禁止が理解できない。日本のアイドル文化は奇妙だよ」といった意見も多かったのだ。
(参考記事:「日本のファンは異常」AKB48総選挙での“結婚宣言”を見る韓国メディアとファンの視点)
SOLと須藤凜々花では男女の違いがあり一概にはいえない部分もあるが、韓国のほうが現役アイドルの結婚に寛容なのかもしれない。
それにSOLの場合は、甘い新婚生活ばかりが待ち受けているわけではない。1988年5月生まれのSOLは兵役タイムリミットが迫っており、挙式後には兵役に行くことが濃厚視されている。
本人もそれを自覚しており、1月11日に放映されたバラエティ番組内で「(軍隊生活は)人生の第2幕を迎えるための準備段階」とし、「しっかり準備して、カッコよくやり遂げ、もっとカッコいい男として人として、成長してみせます。それをいつか音楽で表現し、みなさんにお伝えしたい」と、決意を語っている。
BIGBANGはすでにT.O.Pが兵役を再開。1988年8月生まれのG-DRAGONも上半期中に入隊すると見られているが、SOLもいよいよ兵役をスタートさせる時期が迫ってきているのだ。
(参考記事:大麻吸引事件のT.O.Pが兵役再開!! 新年早々話題を呼んでいる韓流スターたちの兵役事情)
結婚式はソウル市内に位置する教会で非公開の挙式を挙げたあと、仁川のパラダイス・シティで盛大な披露宴を行うというSOLとミン・ヒョリン。SOLが兵役入隊を控えているため、2人は新婚旅行には行かないそうだが、太陽のように温かい家庭をぜひ築いてもらえればと思う。