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【本人直撃】韓国でも人気爆発のグラドル篠崎愛だからこそわかる“グラビア日韓比較”

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
台湾版写真集『戀愛』より(写真提供=シャイニングウィル)

今年11月に通算10冊目の写真集となる『結晶』(撮影:西條彰仁 発売元:講談社)を発表した篠崎愛。韓国では『夢幻』、台湾では『戀愛』のタイトルで3か国同時発売リリースということも快挙だが、韓国版はオンライン書店ランキングの写真集部門で軒並み1位を飾り、現地メディアからも大きく取り上げられた。

(参考記事:日・韓・台コンプリート!! 篠崎愛の“限界ギリギリ”写真集カットを特別入手!!)

篠崎は写真集のプロモーションを兼ねて11月に韓国・ソウルを訪ねているが、現地メディアも「篠崎愛、韓国の男心を狙撃する完璧な美貌」(『ビズ・エンター』)、「篠崎愛、こましゃくれたグラマラスガール」(『トップスター・ニュース』)、「篠崎愛、セクシーさと可愛らしさの完璧な共存」(『韓国政経新聞』)と報じていたほどだ。篠崎愛も語る。

「韓国の反応は私も本当にビックリです。ソウルの書店で行なったサイン会でも多くの方々が駆けつけてくださったのですが、中には女性の姿もあって本当に嬉しかった」

そのサイン会での反響が多くて韓国版写真集の版元が“篠崎愛の疑似サイン会”なるスペシャル映像を公開しているほどだが、聞けば、もともと韓国には興味があったという。

韓流ドラマをきっかけに韓国に興味を持ち、少女時代などのガールズグループが日本で活動するようになった2008〜2009年頃にはK-POPも聴くようになったらしい。

「最近はドラマ『星から来たあなた』にハマッています。韓流に詳しいファンからすれば、“今さら遅いよ!!”という感じですけど(笑)、あと私、辛くてスパイシーや食べ物が好きで、韓国料理も大好きだったんです!! 特に好きなもの?いろいろありすぎて困ってしまいますが、カンジャンケヂャン(渡り蟹の醤油漬け)とチャドルペギ(薄くスライスした牛肉の鉄板焼き)ですかね。どっちも辛くはないけど(笑)」

韓国のポップ・カルチャーに詳しく、韓国料理も大好きということはちょっぴり意外だった。

日本人ながらK-POPアイドルグループ“H.U.B”のメンバーで、篠崎愛と同じく『MAXIM KOREA』の表紙を飾った“次世代セクシーアイドル”RUIも、K-POPガールグループ“4minute”のヒョナを見て韓国芸能界に興味を持ち、韓国へ渡って現地デビューしてしまったクチだが、最近の若いタレントたちは韓国が非常に身近な存在なのだろう。

では、クリエイティブの現場では日韓にどんな交流があるのだろうか。

例えば篠崎愛は、韓国の新進気鋭のクリエイターで村上隆などとも親交があり、“美少女専門カメラマン”とも言われるRottaとグラビア撮影をしたことがあるが、それについて問うと、こんな言葉が返ってきた。

「日本のカメラマンの方々とは長く仕事してきたので、互いに気心も知れてコミュニケーションがスムーズ。韓国ではほとんど初めての仕事になりますが、Rottaさんの写真はかわいい。自然な感じをうまく切り取ってくれますし、ちょっとロリッぽいとところもあって、日本のグラビアとは異なる新鮮さもありましたよね。韓国のカメラマンが日本のグラビアモデルを撮るのも面白いかもしれませんね」

(参考記事:タブー解禁!? クリエイターRotta(ロタ)がとらえた韓国美少女たちの世界)

韓国のカメラマンが日本のモデルやアイドルを撮影するということは、珍しいことではなくなっている。

日本では来日した多くの韓国人女優やK-POPガールズアイドルたちが日本人カメラマンたちと多くコラボレーションしているし、韓国でも篠崎愛が表紙を飾った『MAXIM KOREA』だけでも、セクシー女優の北条麻妃や女優の藤井美菜など多数の日本人タレントたちがグラビアを飾っている。

(参考記事:「美しすぎる!」とネットで話題に。韓国で活躍する日本芸能界の美女たち)

もはやグラビアという点では日韓交流がかなり進んでいるのだ。ファン同士の交流も言うまでもなく、篠崎愛も韓国でのサイン会でこんな言葉をかけられたという。

「韓国のファンの方々は、気持ちをストレートに表現するというか、ぶつけてくれるんで。サイン会のときも“本当に実在したんだ”と驚く人もいれば、泣き出してしまう女性ファンの方もいました。“愛さんが大好きで、愛さんのことをもっと知りたくて日本語も勉強しています!!”という方もいて、私も“もっと頑張らなきゃ”と思いました」

だからこそ気になるのは、篠崎愛の今後でもある。

日本ではグラドルとしてはもちろん、アーティストとしてアルバムも発表しており、ラジオやテレビにも出演。AbemaTVでは『篠崎愛の初体験ラボ』という自身の名を冠したバラエティ番組にも出演している。その活動は多岐にわたり、韓国からもさまざまなオファーが届くそうだが、彼女が描く理想像は至ってシンプルだ。

取材中の篠崎愛(撮影=S-KOREA編集部)
取材中の篠崎愛(撮影=S-KOREA編集部)

「グラビアも音楽もバラエティも、今、自分ができることはすべてやり続けていきたいです。目標やロールモデルですか?うーん、なんだろう……。“みんなから愛される癒しのオッパイ天使”(笑)。それは冗談としても、一目見るだけで不思議と笑顔になっちゃうような、そんな存在であり続けたいですね。誰でもない“篠崎愛”というジャンルを作りたいです」

本日12月25日には『AI SHINOZAKI Christmas Party 2017(仮)』というクリスマス・イベントを開催し、来年にはニューアルバムも発表予定だという篠崎愛。もちろん、今後も韓国や台湾などでも積極的に活動していくという。

今や“日本のグラドル”から“アジアのグラドル”となった篠崎愛。3か国同時リリースの写真集を発表した今、彼女の動向は日本のみならず韓国や台湾でも関心事になっているだけに、ファンからすると目が離せないところだろう。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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