「その呼び名は使ってはならぬ!!」中国最大級のイベントで韓国が受けた“屈辱”とは?
中国最大級のゲームイベント「チャイナジョイ」(7月28~30日)で、韓国が許し難い“屈辱”を味わったという。
チャイナジョイとは、30万人以上が訪れ、世界中から関係者たちの注目が集まる一大イベントだ。世界各国のデベロッパーやゲーム関連会社が出展し、自社プロダクトやテクノロジーなどを紹介し、ビジネス交流を行なう。
韓国のコスプレ女王も参加する人気イベントだったが…
また、会場を彩る“ショーガール”(コスプレイヤー)たちも話題になり、2015年のチャイナジョイには、韓国のコスプレ女王と呼ばれるTASHAも参加していた。
(参考記事:海外でも大人気! 韓国を代表するコスプレ女王、TASHA(ターシャ)は誰?)
そんなチャイナジョイに設けられた韓国のゲーム会社ブースで、主催者側から「韓国」という名称を使うなと指示されたというのだ。
韓国コンテンツ振興院によれば、チャイナジョイ主催者側の要求で「韓国共同館」は「KOCCA共同館」というブース名に変更されたという。同イベントの主催者とは、中国の科学技術部(日本の文科省に相当)、光電総局、国家体育総局など政府省庁だ。
これまで韓国は2011年から毎年、「韓国共同館」というブースを設けてチャイナジョイに参加して、韓国ゲームを展示してきた。しかし、今年に限っては「韓国」と掲げてはいけないとなったわけだ。
韓国メディアは“嫌韓活動”と断定
とある韓国メディアは「中国と対立している台湾でさえも自国名を掲げた共同館を設置したが、韓国は国家名を外して共同館を運営する屈辱を味わった」と強い論調で報じた。
そして、「中国のこのような“常識外の行為”はTHAAD(サード)配置後に起こった反韓感情によるものというのが有力な解釈だ」と結論付けている。
確かにTHAAD(サード)配置めぐって、中国は韓国に対する制裁ともいえる数々の措置をとってきた。韓国への団体旅行禁止は、その典型例とも言えるだろう。
そんな影響からか、中国国民による嫌韓行動も多数生じているという。
(参考記事:「犬と韓国人の無断侵入を禁じる」中国で相次ぐ過激で露骨な“嫌韓活動”)
世界中で起こっている嫌韓トラブル
今回の報道に対して韓国ネット民たちは、「論ずる価値もない。中国人には答えがない」「中国人から得られるものは大気汚染だけ」「オレたちも中国に何か制裁しよう」「このまま断交しよう」などと怒りを爆発させた。
中国人の“嫌韓感情”が露わになった一例というわけだが、ここ最近はアメリカやドイツ、そしてブラジルでもその傾向が表れているから看過できないのだろう。
(参考記事:「目が細くなるぞ!!」発言に激怒。独、米国に続き、ブラジルでも“嫌韓トラブル”発生のなぜ?)
いずれにしても、中国最大級のゲームイベントで思わぬ“屈辱”を受けた韓国。前出のコメントを見ても明らかなように、韓国国内における嫌中ムードも高まってしまっている。
互いに感情的な対立をしている現状は、両国にとってデメリットしかないような気もするのだが…。