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美ボディトレーナーAYAにも負けない!? 韓国の“健康美のアイコン”たちもスゴい

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
ユ・スンオク(写真提供=PROFESSIONAL ENTERTAINMENT)

土屋太鳳、すみれ、黒木メイサ、西内まりやなどがこぞって指名するカリスマトレーナーのAYAが話題だ。先日もテレビ番組『情熱大陸』で紹介されていたし、彼女のエクササイズ方法を紹介する特集記事もよく目にする。

その美ボディやトレーニング哲学は注目の的で、今や日本を代表する“健康美のアイコン”といえる存在だろう。

そんなAYAに勝るとも劣らない健康美のアイコンは、お隣・韓国にもいる。

韓国で彼女たちは「マッスル美女」「フィットネス・タレント」「スポテイナー」(スポーツ+エンターテイナー)などと呼ばれるが、続々と新たなスターが生まれている状況だ。

韓国で話題の“健康美のアイコン”は?

今最も注目を集めているのは、イ・ヨンファだろう。

去る7月16日にバラエティ番組に出演したことで、一気に注目度が増している。韓国メディアは「マッスルクイーン」「理想的な大文字Sライン」「実在とは思えない」などと見出しを打って、彼女を報じていた。

(参考記事:写真20連発!! 今をときめく“マッスル美女”イ・ヨンファの一日に密着

イ・ヨンファは4月29日に行われた「2017 MAX Q マッスルマニア・オリエント・チャンピオンシップ」のファッションモデル女子部門・グランプリを受賞した経歴の持ち主で、まさに今をときめくスポテイナーといえるだろう。

特筆すべきは、イ・ヨンファももともとはフィットネストレーナーだったということだ。

韓国では、素敵なルックスと美しいボディラインを代名詞にする芸能人が登場すると、そのトレーニングを担当したコーチが話題になり、そのノウハウが詰まった書籍やトレーニング器具が人気を集めるという下地があった。

ある意味でAYAと共通しているが、最近の韓国の傾向としては著名人の専属トレーナーでなくとも、その美ボディが話題となり、フィットネストレーナーからタレントへと“華麗なる転身”を遂げていることだ。

美女トレーナーがテレビタレントに

例えば、“上位1%の神ボディ”とされるイェ・ジョンファがいる。

もともとは大学時代に友人がSNSに上げた一枚の写真で話題になり、ローカルテレビ局でフィットネス番組を進行しながら自身のSNSでさまざまな運動法を紹介していたイェ・ジョンファは、今ではすっかりテレビ番組やドラマに出演する「タレント」になった。

以前インタビューした際に、「バラエティ番組に出たり、ドラマも少しやってみたり、MCもやってみましたが、機会があるならすべてやってみたいですね。最近は演技にも興味があります」と話していたが、ますます活躍の場が広がっていきそうだ。

トレーニング器具の総売り上げが400億円!?

より直接的に、トレーニング器具のメーカーとコラボする“健康美のアイコン”も少なくない。

2015年のマッスルマニア・ユニバース世界大会選抜戦で、スポーツモデル部門とミズビキニモデル部門の2冠を達成した“脱アジア級スタイル”レイヤンがいい例だろう。

(参考記事:“脱アジア級スタイル”で知られるレイヤンのSNSがスゴい!!

つい先日、レイヤン自らが企画から携わったという室内トレーニング器具「ウェイブボード」が発売されており、今後の売れ行きに注目が集まっている。

かつて日本でも人気を博した“モムチャン・アジュンマ”ことチョン・ダヨンもそうたっだが、一躍“健康美のカリスマ”になれば多大な影響力を持つことになる。

チョン・ダヨンは日本で60万部を突破した『モムチャンダイエット・プレミア』をはじめ数々の著書がベストセラーとなり、DVDはもちろん、家庭用テレビゲーム『Wii』のソフトも発売されたほどだったので、覚えている人も多いことだろう。

もっとも、トレーニング器具といえば、韓国のマッスルブームを巻き起こした“奇跡のDカップ女神ボディ”ユ・スンオクのほうがすさまじいかもしれない。

彼女がモデルを務めるトレーニング器具は、総売り上げが400億円に上るというのだから驚いてしまう。

大小さまざまな「マッスルイベント」が開かれ、次々とスターが誕生している韓国。日本でもAYAを筆頭に新たな“健康美のアイコン”が誕生するか注目してみたい。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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