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【現地取材】韓国の美女ゴルファートリオは「ミニスカ規制」をどう受け止めているのか

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
(写真提供=カン・ミョンホ)ユ・ヒョンジュ

 先週末に韓国で行われたKLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)ツアーの『MYムンヨン・クイーンズパークチャンピオンシップ2017』。韓国の新興デベロッパーで、近年はゴルフに力を入れてきた『ムンヨン』グループが冠スポンサーとなり、そのムンヨン・グループ所属のアン・シネがホステス・プロを務めた同大会で優勝したのは、イ・ジョンウンだった。

昨年はKLPGA新人王に輝いたイ・ジョンウンは今年でプロ2年目の21歳。今季は4月の「ロッテ・レンタカー女子オープン」でプロ初優勝。今季2度目の優勝となった。先日の全米女子オープンでは5位タイに入るなど、台頭著しい若手なので今から注目しておくのも良いかもしれない。

日本で“セクシー旋風”を巻き起こしたアン・シネは、25位タイに終わった。

それでも大会中はファン対応やメディアの撮影リクエストにもしっかりと応えている姿が印象的で、日本でプレーするときとは違ったアン・シネの姿を見ることができた。ホステス・プロとしての役割を見事に務めていたとも言えるだろう。

この『MYムンヨン・クイーンズパークチャンピオンシップ2017』開催中に、韓国の女子プロゴルファーたちに、いわゆる“ミニスカ規制”に対する見解を直接、尋ねてみた。

アメリカLPGAが選手たちが着用するウェアに関する規定を設け、違反すれば罰金を課すということに対して、韓国の選手たちはどう思っているのだろうか。

次世代セクシークイーンの意外な回答

「え? どれくらいまで規制するのですか? ミニスカートやノースリーブもダメになるんですか?」

そう切り出したのはユ・ヒョンジュだ。ユ・ヒョンジュはボディラインを強調するウェアを着用して韓国の男性ファンたちの視線を釘付けにしており、アン・シネを超える“次世代セクシークイーン”と呼ばれている。

(参考記事:アン・シネを超える逸材!? 韓国男性を虜にする“次世代セクシークイーン”ユ・ヒョンジュとは)

ただ、“ミニスカ規制”に関してはこんな見解を示した。

「世界的に見てゴルフというスポーツは、20〜30代の若い世代よりも40〜60代の世代から興味と関心を引いており、そういった年配の世代からすると、今のトレンドにはすべて迎合できない面もあるかもしれません。

最近のゴルフ・ウェアは以前と比べて機能美やファッション性が進みましたが、それが既存世代からすると、度を過ぎた部分もあったので、今回のような規制が敷かれようとしているのではないでしょうか。

そういった既存ファンたちに不快感を与えてしまう部分に関しては規制が必要かもしれませんよね。例えば胸元を露わにするようなものは必然的に審議の対象になるわけで……。要は、“何事も節度を持つべき”と受け止めています」

ユ・ヒンジュはその外見から自由奔放なイメージが強く、自身のSNSでもプレイベートを積極的に公開して反響を呼ぶ“今どきゴルファー”であるが、“節度”をわきまえるという意識はあるようだ。

(参考記事:韓国ゴルフ界を騒がせている若きセクシー美女、ユ・ヒョンジュのSNSがスゴい!!)

“フィールドのバービー人形”は「タイトなウェアが好き」

このユ・ヒョンジュよりも2歳若く、今年で21歳になるパク・キョルも同じように「節度は守るべき」と語った。

女優キム・テヒに似ている顔立ちから“フィールドのバービー人形”とも呼ばれる彼女は、「だからといって自分のスタイルを変えるような予定はない」とも付け加えた。

「私はどちらかというと、体にフィットするタイトなウェアが好きで、スカートも短いほうが好き。露出が多いものは避けますが、どうせ着るなら“かわいく見えるスタイル”がいい。ファッションにはそれなりに気を使うほうです」

確かにパク・キョルは今どきの若者らくしゴルフウェアをかわいく着こなす。本人によると、「ファッションが成績にも関係する場合がある」という。

(参考記事:写真17連発!! 21歳の“大型新人”パク・キョルに初接近!?)

「試合前日に翌日に着るウェアを準備するのですが、自分でもうまく着こなせたなと思えたり、周囲から“似合っているよ”と褒められると、気分が良いです。その気分の良さが心理的なコンディションにも作用して、スコアが良くなったりもしますから(笑)。ファッションは大事だと思います」

ショートパンツよりもミニスカ選ぶ“フェアウェイの妖精”

パク・キョルと同じくKLPGA広報モデルを長く務め、“韓国美女ゴルファー神セブン”に名を連ねるキム・ジャヨンもこんな見解を示した。

「規制の是非はともかく、私はもともと“プレーのしやすさ”を重視してウェアを選んでいます。夏場はショートパンツよりもスカートを選ぶタイプです。選手によって好みは人それぞれなので、頭ごなしに規制できない部分もあるかと思います。

ただ、過度な露出は避けるべきですよね。少なくとも私は、肌の露出が多いものは避けるようにしています」

節度を守りながら自分に合ったファッションでプレーすればいい。韓国を代表する美女ゴルファートリオの意見を集約すると、こんな感じになるだろうか。

おそらくそれは、韓国女子プロゴルファーたちの多くの意見でもあるのかもしれない。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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