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大統領をディスったあの美人キャスターに非難集中!? 韓国女子アナとネット民たちの因縁

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
(写真はイメージです)(写真:アフロ)

韓国のとある美人ニュースキャスターが、韓国ネット民たちの集中攻撃を受けている。

MBN『ニュース8』のキャスターを務めるキム・ジュハがその人で、韓国では“美しすぎるニュースキャスター”として、高い人気を誇っている。

(参考記事:ドロ沼離婚訴訟も乗り越えた、韓国の“美しすぎるニュースキャスター”キム・ジュハを知っているか

偏ったコメントで文在寅大統領批判?

そんな彼女が韓国ネット民の非難を受けているのは、文在寅大統領への意味深なコメントがきっかけだった。

キム・ジュハは5月12日、同番組の「この一枚の写真」というコーナーで、文在寅大統領がコーヒーを飲んでいる写真を取り上げた。

彼女は文大統領が大のコーヒー好きであることなどを伝えながら、こう続けた。

「この写真を見て書き込まれたコメントはとても多様です。“コーヒーではなく国産茶が好きだったら”といったものから、“紙コップではなくてタンブラーを使っていればもっと良かった”などなど。国民たちが大統領を愛すれば愛するほど、期待も大きくなるようです」

すると、一部のネット民たちが敏感に反応。「キム・ジュハが文大統領を批判するコメントだけ紹介した」「偏ったコメントだけ強調した。キャスターの資質が疑われる」などと、攻撃し始めたのだ。

ネット民たちの粘着はすさまじく、キム・ジュハが紙コップや紙皿などを使っている写真を探し出してはネット上にアップし、「自己矛盾だ」「文在寅大統領を非難するための不必要な指摘だった」などと、彼女を非難するコメントを掲載している。

多くの支持集めるJTBCの女子アナたちも標的に

この出来事は人気女子アナも一夜にして敵役となってしまうほど文在寅新大統領の人気(期待とも言える)が過熱していることを物語っているとも言えるが、キム・ジュハの例に限らず、韓国ではニュースキャスターやアナウンサーが何かと言いがかりをつけられるケースが少なくない。

それは、多くの支持を集めているJTBCのアナウンサーたちも例外ではない。

(参考記事:存在自体がスクープだ!! 美しすぎる韓国女子アナウンサー“JTBC三人娘”

例えばJTBCのカン・ジヨンは、とある討論番組への出演を控えたゲストの待機室を訪ねて、本番直前のインタビューを放送しようとしたのだが、「事前に許可をもらったのか」などとゲストに叱られてしまったことがある。

ネット上にはカン・ジヨンを擁護するコメントもあったが、なかには「出演直前は最も敏感になるときなのに、予告もなくカメラを向けるなんて」「事前に許可をもらうのが常識」「いきなりカメラを向けられたら誰でも怒る」「明らかにアナウンサーが悪い」などと非難コメントが続いた。

「朝から扇動的で情報が頭に入ってこない」

“美脚の野球女神”の異名を持つ人気女子アナのチョン・イニョンも、過去に「朝から扇情的だ」として非難を受けたことが。

朝のニュース番組に出演していた彼女は当時、ミニスカートとタイトな服を着用していたため、「番組の雰囲気と合わない」「服装に目が行って内容が入ってこない」などと書き込まれていた。

チョン・イニョンは過去に男性誌の表紙とグラビアを飾って、該当号を完売させた伝説を持っているが、彼女の魅力が諸刃の剣になってしまったわけだ。

ちなみに衣装が議論になるのはアナウンサーに限らない。

気象予報を伝える“韓国のお天気お姉さん”の多くが、「セクシーショーを繰り広げている」「天気の情報が入ってこない」などと指摘を受けることが少なくない。

(参考記事:韓国のキレイな“お天気お姉さん”事情と当らぬ気象情報への深刻な不信感

いずれにしても、ニュースキャスターやアナウンサーは多くの視聴者に見られる職業だけに、意見が多いのだろう。今現在、集中攻撃を受けているキム・ジュハがどういった結末を迎えるのか注目してみたい。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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