Yahoo!ニュース

米国イベントを制したキュートな美少女“マッスル・クイーン”に韓国も注目!!

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
レイヤンも『マッスルマニア』入賞者で人気がブレイクした(写真:ロイター/アフロ)

6月22日〜23日にアメリカ・マイアミで行われた『FITNESS UNIVERSE WEEKEND 2016』なるイベントが、韓国でにわかにニュースになっている。韓国メディアによると、なんでも同イベントは『マッスルマニア』の世界イベントらしい。

『マッスルマニア』とはボディビル&フィットネスで鍛えた肉体美を競う大会として1991年からアメリカで始まったそうだが、その世界大会である『FITNESS UNIVERSE WEEKEND 2016』がなぜ、韓国でニュース記事になるほど話題になっているのか。

それは「Dカップ女神ボディ」ユ・スンオクが火付け役となった近年の“マッスル美女”ブームによるところが大きいだろう。ユ・スンオクは2011年大会で東洋人としては初となるトップ5に入賞を果たしているが、韓国では『マッスルマニア』とその世界大会である『FITNESS UNIVERSE WEEKEND』が新たな“人気フィットネス・タレント”を生み出す注目のイベントになっているのだ。

端的な例が今や“脱アジア級の美ボディ”としてテレビ番組やイベントに引っ張りダコになっているレイヤンだろう。彼女はもともとフィットネストレーナーだったが、2015年の『FITNESS UNIVERSE WEEKEND』でミスビキニ部門1位、スポーツモデル部門1位に輝き、その実績が買われてCMデビューを飾り、人気に火がついた。

(参考記事:「脱アジア級」と騒がれるミスコリア出身トレーナー、レイヤンに注目!

そんな彼女に続けと言わんばかりに今年4月にソウルで行なわれた『2016マッスルマニア世界大会選抜戦』では、多数の“マッスル美女”たちが参加した。

主催者によると、『マッスルマニア』か韓国で開催されるようになったのは2013年からだそうだが、今年は男女合わせて600名近くが参加したという。

しかも、その比率は男性50%、女性50%と男女均等。ボディビルや筋肉美を競うことを好むのは男性が多いと思われがちだった韓国で、この数は凄い。その職業もさまざまでインテリアデザイナー、バイオリニスト、薬剤師、美容師、看護師、保育士などもいたという。プロ野球のSKワイバーンズやプロバスケKBLの原州東部プロミで活躍する“人妻チアドル”で“マッスル美女”ともされるペ・スヒョンも参加したこともあって、イベントの観客数も有料にもかかわらず2000人近くになったらしい。

(参考記事:激撮33連発!! 「本当にチアリーダー?」と疑ってしまう、ペ・スヒョンの肉体美

今回の『FITNESS UNIVERSE WEEKEND 2016』は、そんな『2016マッスルマニア世界大会選抜戦』での入賞者やプロボディビルダーたちが“TEAM KOREA”なるものを結成して参加したそうだが、その“TEAM KOREA”の中から入賞者が多数出たこともあって韓国ではニュースになっている。

特に大きく取り上げられているのは、ミスビギニ部門で1位に輝いたチェ・ソルファだ。彼女は前述の『2016マッスルマニア世界大会選抜戦』で初出場ながら4冠を達成し、“次世代のマッスルクイーン”と呼ばれるようになった。

しかも、その顔立ちがガールズグループ“f(x)”の元メンバーであるソルリに似ていることから人気がブレイク。テレビのバラエティ番組にゲスト出演したり、雑誌の表紙を飾ったりとすでにタレント扱い。そんな中で今回の『FITNESS UNIVERSE WEEKEND 2016』でも栄える受賞者となったことでさらに箔がつき、“ポスト ユ・スンオク”“レイヤンの再来”と言われている。

(参考記事:新“女神”はキュートでチャーミング!! 美少女“マッスル・クイーン”チェ・ソルファの登場!!

ムダのない筋肉とグラマラスなくびれ、そしてスラリと伸びた脚線美の持ち主たちが一夜にしてスターになることも夢ではない韓国の“マッスル美女”ブーム。次から次へと出てくる“マッスル美女”のニューフェイスたちが、韓国のフィットネス・ブームにさらなる拍車をかけるか。注目していきたい。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

慎武宏の最近の記事