「セーファーインターネットデー」ユニセフが子供のオンラインに接する時間増のリスクを危惧

(写真:ロイター/アフロ)

 2月9日は「セーファーインターネットデー」だった。国連児童基金(ユニセフ)は「セーファーインターネットデー」に子供や若者のオンラインでのリスクに関する声明を発表した。パンデミックで外出が制限されていることから、家の中でオンラインに接する時間(画面を見ている「スクリーンタイム」)も大幅に増加することによって、オンラインでの犯罪、ネットいじめ、オンラインでの性的搾取などのリスクも増大しており、スクリーンタイムの増加によって、子供たちの被害も拡大している可能性があるとユニセフは指摘していた。またオンライン学習の増加によって、屋外活動の減少、不安の増加、食生活の変化、睡眠の低下などもユニセフは危惧していた。

 またパンデミックが2年目に突入し、これからも学習や生活、友人同士のコミュニケーションがオンラインに依拠することになる。ユニセフは今年の「セーファーインターネットデー」には子供たちの身体的、精神的な幸福を優先すること、子供たちのための安全なオンラインの世界を構築すること、オンラインの世界とオフラインの世界のバランスを保つことの重要性を訴えていた。

 新型コロナウィルス感染拡大が続いているため、世界中でロックダウンに合わせて学校が閉鎖されているところが多く、スマホやタブレット、パソコンなどでのリモート学習を行っている。また子供同士でも会うことができなくなりSNSやメッセンジャーアプリでのコミュニケーションが主流になっており、学習から生活までオンラインに大きく依存するようになった。

 スマホやタブレット、パソコンが無かったらパンデミックで学校が閉鎖されても自宅でのオンライン学習もスムーズにはできなかった。またSNSやメッセンジャーアプリがなければ、友人や家族同士のコミュニケーションも疎遠になってしまい、不安や孤独になってしまうかもしれない。一方で、そのようなツールの浸透とオンラインに接する時間の大幅な増加によって、子供たちのオンラインでのリスクも増大している。