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テキスト入力しながら歩行は危険度が高い:カナダ・カルガリー大学が公表

佐藤仁学術研究員・著述家
(写真:Splash/アフロ)

 カナダのカルガリー大学の研究者が「歩きスマホ」はテキスト(文字)入力している時の方が、文字入力をしていない時よりも危険であることを明らかにした。14の歩行者事故の事例を分析学術ジャーナル「Injury Prevention」で公表した。

 同大学の調査によると歩きスマホをしている時に文字入力をしていると、歩きスマホはしているが文字入力をしないで歩いている時よりも人や障害物にぶつかりそうになったり、道路横断時に左右を確認しない確率が高いことが明らかになった。また、通話しながら道路を横断しようとする人は道路を渡るのに時間がかかることも明らかになった。全世界で毎年27万人が歩行中に死亡し、道路横断時の死亡はそのうち5分の1とのこと。

 SNSやメール、LINEなどのメッセンジャーでテキストを入力している時は、内容と正確に文字を入力できているかを確認しているため、スマホに注意が集中している。そのため、スマホで動画を観たり、ニュースをチェックしたり、音楽を聞いている時よりも周囲の人や障害物、車に気が付きにくく危険度も高く事故につながりやすい。

学術研究員・著述家

グローバルガバナンスにおけるデジタルやメディアの果たす役割に関して研究。科学技術の発展とメディアの多様化によって世界は大きく進化してきました。それらが国際秩序をどう変化させたのか、また人間の行動と文化現象はどのように変容してきたのかを解明していきたいです。国際政治学(科学技術と戦争/平和・国家と人間の安全保障)歴史情報学(ホロコーストの記憶と表象のデジタル化)。修士(国際政治学)修士(社会デザイン学)。近著「情報通信アウトルック:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)「情報通信アウトルック:ビッグデータが社会を変える」(同)「徹底研究!GAFA」(洋泉社・共著)など多数。

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