ロシア、神風ドローン「KUB-BLA」披露:キラーロボットへの懸念も

KUB-BLA【提供】

 ロシアのZALA Aeroグループが開発した「神風ドローン」の『KUB-BLA』が、アブダビで開催されている国際軍事防衛展(International Defense Exhibition and Conference :IDEX)で披露された。

「非常に精確で、静かで効率的なドローン兵器」

 「神風ドローン」は、英語でも「kamikaze drone(神風ドローン)」と呼ばれている。他にも「kamikaze strike(神風ストライク)」、「Suicide drone(自爆型ドローン)」とも呼ばれている。「神風特攻隊」にその名前が由来しているように、標的にドローンが突っ込んでいき標的を爆破して破壊する。ドローンなので無人機で遠隔からの操作によって標的に激突し、標的物を破壊する。

 ロシアの国営の防衛企業のRostecのCEOのSergei Chemezov氏は「KUB-BLAは非常に精確に標的を攻撃をすることが出来て、とても効率的な兵器だ。従来の空中戦の在り方を変えるものになる。標的がどこに潜んでいてもセンサーで認識して激突していくことができる。」と称賛。ZALA Aeroのスポークスマンも「KUB-BLAは非常に精確に標的を定めて、静かに敵に近づいていくことができ、利用するのも簡単な兵器だ」とコメント。

キラーロボットへの懸念も

 現在の「神風ドローン」は人間が遠隔地で判断して標的を攻撃をしているが、「神風ドローン」の登場に一部の国ではAI(人工知能)の発展による自律型殺傷兵器(LAWS)やキラーロボットへの発展の危険性を懸念している声もある。

 従来のように遠隔地から人間がドローンを操作して、攻撃をするのではなく、自律したドローンが、人間の判断を介さないで、ドローン自身の判断で標的に激突していくことが、新たな戦争の倫理面や国際人道法の観点から危惧されている。

▼ロシアが開発した神風ドローン「KUB-BLA」