ロシア軍、戦闘ロボット「ネレフタ」導入:戦場は人間不要の時代へ
ロシア軍は戦闘ロボット「ネレフタ」(Nerehta)を導入することを、ロシア国防省のイノベーションリサーチ局のOleg Pomazuev氏が明らかにした。まずは諜報、地雷除去、消火活動などを行い、将来は攻撃にも利用されるようだ。ロシアでは小さな爆発物処理ロボットから、大型ロボットまで多くの無人機(unmanned ground vehicle)を開発している。
「戦争の根本的な在り方を変えていく」
アメリカ陸軍のMark Milley士官は「戦場での戦闘ロボットの導入は人々が思っているよりも速く進んでいる。我々は歴史的な時代の真ん中にいる。技術の発展による戦場でのロボットの導入は、戦争の根本的な在り方を変えていく。自律型システムや半自律型システムのロボットも現時点では多くはないが既にある。自律型ロボットはまだ普及していないが、数年のうちにもっと幅広い戦闘ロボットが登場するだろう」とワシントンでのイベントで語っていた。
従来、戦場で人間(軍人)が行っていた「3D業務」(単調:dull、汚い:dirty、危険:dangerous)な任務の多くは既にロボットが行っている。これからは戦場に軍人が送られるのではなく、ロボット同士での戦いになっていく。
▼戦闘ロボット「ネレフタ」の動画